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【ピオニー】芍薬・牡丹、美しい女性を表す代名詞

【植物図鑑】

日本では、「芍薬(シャクヤク)」と「牡丹(ボタン)」を別の名前で呼びますが、ピオニーとまとめて呼ぶ国や地域もあります。

芍薬と牡丹は、美しい姿や振る舞いの例えとして有名です。

それぞれの花には古来より人々を魅了してきた美しさだけでなく、肌をいたわる驚きの力も秘められているのですが、その成分や効能は異なります。

芍薬と牡丹の違い、それぞれの効能、花言葉などから美しい2つの花の魅力をご紹介します。

芍薬(シャクヤク)について

姿がしなやかでやさしいさま、たおやかなさまを綽約(しゃくやく)と言います。その美しい姿がそのまま名前の由来となっていて、きれいな女性の代名詞となっています。

学名 :Paeonia lactiflora Pallas

英語 :Peony Root

和名:芍薬(シャクヤク)

別名:エビスグサ・ピオニーchinese peony・common garden

科・属名:ボタン科・ボタン属

5/2・5/18・7/24の誕生花

シャクヤクはアジアが原産の多年草です。中国北部、シベリア南東部、朝鮮半島などに自生し、薬用植物として知られています。

草本植物で、花色は白、ピンク、赤などがあり、開花時期は5月下旬~6月。

葉には光沢があります。

芍薬(シャクヤク)の成分・効能

シャクヤクエキス

  • 化粧品表示名称:シャクヤクエキス
  • NCIコード:Peony(Paeonia Albiflora)Root Extract
  • 一般名:シャクヤクエキス

主要成分:ペオニフロリン、ガロタンニン、没食子酸

ペオニフロリン:ペオニフロリンは、ボタンや芍薬などの植物に含まれる変形モノテルペン配糖体です。ペオニフロリンは、抗炎症作用、抗菌作用、美白効果などの効果を持つことが知られています。

ガロタンニン:ガロタンニンは、茶葉などに含まれるタンニンの一種で抗酸化作用、抗菌作用、収れん作用などの効果を持つことが知られています。

没食子酸:没食子酸は、抗酸化作用、抗菌作用、抗炎症作用などの効果を持つことが知られています。

シャクヤクエキスは、芍薬の根から抽出されます。美白効果に優れた効果があるとされ、シミやくすみで悩んでいる人におすすめの成分です。

シャクヤクエキスの美白効果:シャクヤクエキスには、チロシナーゼ活性阻害作用が認められています。チロシナーゼは、メラニン生成に関わる重要な酵素です。紫外線などの刺激から肌を守るために生成されるメラニンですが、過剰に生成されるとシミやそばかすの原因となります。チロシナーゼの働きを阻害することで、メラニン生成を抑制し、シミやそばかすを防ぎます。

消炎効果や収れん効果にもすぐれているので、肌荒れしやすい敏感肌やニキビ肌のケアに向いています。またアンチエイジングの効果も期待できます。

皮脂バランスを整えながら保湿する効果もあるといわれ、混合肌やオイリー肌のケアや、エイジングケアにもおすすめです。血行を促進して

肌のハリや弾力を保ちながら、肌の土台となる細胞外マトリックスの健康をサポートし、肌の自然な美しさを引き出してくれます。

細胞外マトリックスとは、コラーゲン繊維、エラスチン繊維、基質という3つの主要成分で構成される、肌の基盤です。

芍薬(シャクヤク)の花言葉

恥じらい、優しい心、気品、同情、慎ましさ

花色別の花言葉

ピンクのシャクヤクの花言葉:はにかみ
白のシャクヤクの花言葉:幸せな結婚
赤のシャクヤクの花言葉:誠実

牡丹(ボタン)について

牡丹には「富貴花」「百花王」「花王」「花神」「花中の王」「百花の王」「天香国色」「名取草」「深見草」「忘れ草」「鎧草」「ぼうたん」「ぼうたんぐさ」など別名が多数あり、数々の皇帝や皇妃に愛されてきました。

学名:Paeonia suffruticosa

英名:Tree peony

和名 牡丹(ボタン)

別名:フウキグサ(富貴草)ハツカグサ(二十日草)

科・属名:ボタン科・ボタン属

5/10・5/17の誕生花

牡丹は、ボタン科ボタン属の落葉小低木。または、ボタン属(Paeonia)の総称です。原産の中国名も牡丹 といいます。

丈は1~1.5mになり、開花時期は4~5月です。

牡丹(ボタン)の成分・効能

ボタンエキス

  • 化粧品表示名: ボタンエキス
  • 医薬部外品表示名: ボタンエキス
  • INCI名 (国際化粧品成分命名規則): Paeonia Suffruticosa Root Extract

主要成分:ペオニフロリン・ガロタンニン・没食子酸・サポニン

ペオニフロリン:抗炎症作用、抗菌作用、美白効果

ガロタンニン:抗酸化作用、抗菌作用、収れん作用

没食子酸:抗酸化作用、抗菌作用、抗炎症作用

サポニン:抗菌作用、抗炎症作用、収斂効果、血行促進効果

ボタンエキスは、ボタン科ボタンの根から抽出されるエキスで、美白、抗アレルギー、抗炎症、抗老化などの効果が期待されています。化粧品に配合される目的としては、チロシナーゼ活性阻害による美白作用の他、抗アレルギー作用、抗炎症作用、抗老化作用などがあります。

シャクヤクエキスとボタンエキスの主な成分は似ていますが、含量や存在形態に違いがあります。

シャクヤクエキス

  • ペオニフロリンの含量が多い
  • ベンゾール酸やサリチル酸などの成分が含まれることがある

ボタンエキス

  • ガロタンニンや没食子酸の含量が多い
  • カテキンなどの成分が含まれることがある

シャクヤクエキスとボタンエキスの主な効能も似ていますが、次の共通点、相違点があります。

共通効能:抗炎症作用、抗菌作用、美白効果、エイジングケア効果、血行促進効果、保湿効果など

シャクヤクエキス

  • 抗炎症作用や美白効果に特に優れている
  • シミやそばかす、ニキビなどの改善に効果が期待できる

ボタンエキス

  • エイジングケア効果や血行促進効果に特に優れている
  • シワやたるみ、くすみなどの改善に効果が期待できる

ボタンエキスは、化粧品に配合されることが多く、シャクヤクエキスは、漢方薬としても利用されています。

ボタンエキスは、エイジングケア効果や血行促進効果に優れ、シャクヤクエキスは、抗炎症作用や美白効果に優れています。

牡丹(ボタン)の花言葉

風格、高貴、恥じらい、人見知り、富貴、慈悲、夢

風格・高貴:牡丹の堂々とした花姿と圧倒する美しさに由来する花言葉です。

恥じらい・人見知り:花の中央にある芯の部分を覆うように花びらが幾重にも重なりあう姿に由来する花言葉です。

富貴:中国では豊かな花姿から富貴の象徴とされ、不老長寿の薬として皇帝に愛されていました。

慈悲:大きな花びらで包み込むような優しさに由来する花言葉です。

夢:牡丹の華やかなイメージに由来する花言葉です。

芍薬と牡丹の見分け方

「立てば芍薬、座れば牡丹…」と、立ち姿と座った姿に例えられるのは、多年草の芍薬が開花を迎える季節になると、地面から伸びた茎の先に咲く姿から立ち姿に見え、落葉低木である牡丹は、木の幹から新芽を出して花を咲かせる様子が座った姿に見えることが理由とされています。

また、芍薬の葉は厚みやツヤがあります。牡丹の葉は薄くてツヤはなく、大きく広がる葉の先はギザギザとした形をしています。

咲く前の蕾の形で見分けることもできます。芍薬の蕾は球体をしていますが、牡丹は先がとがっています。

そして、芍薬は、甘くバラに似た香りがします。牡丹は、香りが控えめです。数は少ないですが香りの強い品種もあります。

シャクヤクエキス配合コスメ

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