薬剤師のバラの異名がある「ガリカローズ」は古代ローマ時代から香水に用いられていた、バラの原種のひとつ。
非常に香りがよく、美肌に有意義な香気成分を豊富に含んでいます。
その西アジア原産で、ヨーロッパのすべてのバラの先祖であるとも言われるガリカローズは、金色のおしべと波打つ花びらが優雅です。
ガリカローズ
ガリカローズは、現存するバラの中で最も古くから栽培記録の残る系統で、古代のローマ時代から存在していました。一世紀のローマの博物学者プリニウスは、その著作「博物誌」で「燃えるような赤いばら」としてガリカローズを記述しています。この原種が自生していたフランス南部の地域を当時はガリア地方と呼んでいたことから、ガリカローズと呼ばれるようになりました。ガリカローズは、古くから薬の原料やローズオイル用に栽培され、「薬剤師のバラ」とも呼ばれています。その美しい花弁と濃厚な甘い香りは、観賞用としても人気があります。
最も古い由来の園芸種として知られているのが、ロサ・ガリカ・オフィキナリスです。
花びらを乾燥させて、ハーブティや薬剤として使用されてきました。
学名:Rosa gallica
英名:Gallic rose・Rose
仏名:Rosa gallica
和名・別名:レッドローズ・フレンチローズ・アポテカリ―ローズ
科・属名・バラ科バラ属
バラの収集で知られる皇后ジョセフィーヌのマルメゾン城の庭園には150種ものガリカ系交配種が栽培されていたそうです。2014年にジョゼフィーヌ没後200年を記念して作庭されたオールドローズガーデンでは、バラの季節には数々のバラを堪能することができます。
ガリカローズの花言葉
ガリカローズ
「喜びと苦しみ」:ガリカローズは英国で薔薇戦争が繰り広げられた際にランカスター家の紋章として用いられたことから、「レッド・ローズ・オブ・ランカスター」という別名でも呼ばれています。薔薇戦争はイギリスで1455~1485年までに起こった王位継承権をめぐる争いです。赤バラを紋章としたランカスター家と白バラを紋章としたヨーク家の対立でした。それが花言葉の由来であるかは定かではありません。
「愛情」:ガリカローズには愛情という花言葉もあります。
オールドローズ
「優美」「美しい容貌」:オールドローズ全般の花言葉で、優雅な花の形と豊かな香りを放つところから優美という花言葉が。
バラ
「愛・美」:バラ全般の花言葉です。赤いバラは、「愛情」「あなたを愛しています」という花言葉も。
ガリカローズの化粧品成分とオーガニックコスメ
ガリカバラ花エキス・ガリカバラ花水
主な作用:保湿・抗炎症・抗菌・抗酸化・収れん
2万種以上あるバラの品種のうちガリカローズは品種改良されていないオールドローズで、その中でも最も古い系統とされています。ポリフェノールやビタミン、糖類を豊富に含んでいます。
華やかな香りが神経の乱れを鎮め、明るい気持ちに変えてくれます。
芳香成分のゲラニオールは女性ホルモンを調整し、肌をハリのあるつややかな状態に。
ビタミン類とタンニンには収れん作用があり、肌を引き締めきめを整えてくれます。
[L’ERBOLARIO(レルボラリオ)]パフュームドボディクリーム
品格あふれ優美でありながらリラクシーなムード、澄んだ空気感もまとったガリカローズ。
L’ERBOLARIOのパフュームドボディクリームは、ガリカローズの美肌成分に加え、さらにポリフェノール豊富なテオブロマカカオバターや多様なビタミンを含むシアバターなどの植物オイルが配合されています。
スキンコンディショニング成分:ガリックローズエキス(ガリカバラ花エキス)、ガリックローズ発酵エキス(ガリカバラ花エキス)、ガリックローズ蒸留水(ガリカバラ花水)
香料:ガリックローズオイルエキス(ガリカバラ花エキス)
レルボラリオはICEA認証を受けています。
ケミカルな農薬、除草剤、肥料を一切使用せず、有機肥料と自然農薬のみを使用する持続可能なアプローチで有機栽培された植物が使用されています。2005年からはAIAB(イタリア有機農業協会)を母体とするICEA(倫理と環境のための認証協会)の認証を受けています。
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ジュリークの農場で育てられた厳選されたオーガニックの植物成分が使用されたハンドクリーム。スッとなじむ使用感ですぐに洋服を着たりスマホを操作したりしても気になりません。
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マシュマロ―の根やガリカバラをはじめとするハーブをブレンドしていて、肌に付けると森の中にいるようなグリーンの香りでリラックスできます。