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12の癒し手と星々の物語 – バッチフラワーレメディーと占星術

12の癒し手と星々の物語 - バッチフラワーレメディーと占星術 lifestyle

1930年代、イギリスの医師エドワード・バッチ博士は、野生の花々が持つ癒しの力に魅了されました。彼が長年の探求の末に見出したのは、38種類の植物から作られるフラワーエッセンス——心の波動に働きかける、優しい癒しの雫でした。

中でも最初に発見された12のレメディーは「トゥエルブ・ヒーラーズ(12の癒し手)」と呼ばれ、人間の基本的な性格や魂の傾向に対応しています。

興味深いことに、この12という数は、黄道十二宮の星座の数と一致します。バッチ博士自身も占星術に深い関心を持ち、12のレメディーが12星座と呼応することを認識していました。

星々が私たちの性質を映し出すように、野生の花々もまた、私たちの心の状態を映し、癒す力を持っているのです。

フラワーエッセンスという智慧

エドワード・バッチ博士
出典:プルナマインターナショナル

植物のバイブレーション

フラワーエッセンスは、特定の花を水に浸し、太陽の光や熱によってその花のエネルギーを水に転写したものです。これは物理的な成分ではなく、植物が持つ波動、バイブレーションが水に記憶されたもの。

古代から、人々は植物に霊的な力があることを知っていました。それぞれの花には独自の「性格」があり、特定の感情や心の状態と共鳴します。

エドワード・バッチ博士の道

バッチフラワーレメディ―
出典:プルナマインターナショナル

バッチ博士は細菌学者として成功を収めていましたが、やがて従来の医学に疑問を抱くようになります。彼は人間の病の多くが、心の不調和から生じると考えました。

「不調和は、細菌や寒さなど、外部の影響にあるのではなく、多くは私たちの内部にある。幸せで調和した状態にあれば、自然界のどんなものからも傷つけられない。」

——エドワード・バッチ

この信念のもと、バッチ博士は自然の中を歩き、直感的に植物と対話しながら、癒しの力を持つ花々を見出していきました。

最初に発見されたのは、インパチェンス、ミムラス、クレマチスの3つ。そこから研究を重ね、12のタイプレメディーが完成します。最終的に38種類すべてが揃う前に、バッチ博士は12のレメディーだけでも十分に有効であると確信し、世に送り出しました。

星々との対話

バッチ博士は占星術についてこう記しています。

「12の基本タイプは、出生時に月が位置する黄道十二宮に示される。性格は出生時の月の配置からくる。フラワーレメディーの研究は、占星術を理解し洗練する大きな助けになる。」

12の癒し手は、12星座それぞれの性質と深く結びついています。牡羊座の激しさ、魚座の神秘性、乙女座の繊細さ——それぞれの星座が持つ光と影に対応する花が、自然界には存在するのです。

星座と花々の12の物語

牡羊座 × インパチェンス – 炎の忍耐

エレメント: 火(霊的)
支配星: 火星
植物: Impatiens glandulifera(ツリフネソウ)

ヒマラヤから来たインパチェンスは、高さ3メートルにもなる力強い一年草です。その種子は熟すと弾けて遠くへ飛び散る——まさに牡羊座の素早さと衝動性を体現しています。

牡羊座の魂は、新しいことへの情熱と先駆者の精神に満ちています。しかし、その速さゆえに、他者のペースが遅く感じられ、イライラすることも。

インパチェンスのエッセンスは、その激しさを和らげ、忍耐と寛容さをもたらします。炎のような性質は消えることなく、より成熟した形で輝き始めるのです。

牡牛座 × ゲンチアナ – 大地の励まし

エレメント: 土(物的)
支配星: 金星
植物: Gentiana amarella(リンドウ)

高山の岩場に咲くリンドウ。その深い青は、空と大地の間で静かに輝きます。根は薬用として古くから用いられ、その苦味が体を浄化します。

牡牛座の魂は、安定と確実性を求めます。しかし物事が計画通りに進まないとき、落胆し、疑念に囚われることがあります。

ゲンチアナのエッセンスは、一時的な挫折を乗り越える力を取り戻させてくれます。大地のように揺るがない信念が、再び根を張り始めるのです。

双子座 × セラトー – 風の指針

エレメント: 風(知的)
支配星: 水星
植物: Ceratostigma willmottiana(ルリマツリモドキ)

チベットから英国へ渡ったセラトー。瑠璃色の小さな花は、数時間しか咲かず、次々と色を変えていきます。変化し続ける様子は、双子座の多様性を映しています。

双子座の魂は、好奇心に満ち、多くの情報を集めます。しかしその豊かさゆえに、自分の判断に確信が持てず、他者の意見を求めすぎることも。

セラトーのエッセンスは、内なる知恵への信頼を取り戻させます。風のように自由でありながら、自分自身の羅針盤を持つことができるのです。

蟹座 × クレマチス – 水の集中

エレメント: 水(情的)
支配星: 月
植物: Clematis vitalba(カザグルマ)

「蔓性植物の女王」と呼ばれるクレマチス。白い香り高い花を無数に咲かせ、やがて銀色の種子が風に舞います。その夢見るような姿は、蟹座の想像力を表しています。

蟹座の魂は、豊かな内面世界を持ちます。しかし時に現実から遊離し、夢の中に留まりすぎることがあります。

クレマチスのエッセンスは、内なる世界と外の世界の橋渡しをします。感受性はそのままに、この地上での存在感を取り戻すのです。

獅子座 × バーベイン – 太陽のくつろぎ

エレメント: 火(霊的)
支配星: 太陽
植物: Verbena officinalis(クマツヅラ)

古代から「神聖な枝」と呼ばれたバーベイン。キリストの血を止めたという伝説があり、霊草として崇められてきました。その旺盛な生命力は、獅子座の輝きを反映しています。

獅子座の魂は、強い信念と理想を持ちます。しかしその熱意が強すぎるとき、他者を説得しようと力み、自分自身も緊張してしまうことがあります。

バーベインのエッセンスは、その情熱を保ちながら、くつろぎをもたらします。太陽は努力しなくても輝くように、自然体でいることの力を思い出させてくれるのです。

乙女座 × セントーリー – 大地の自己主張

エレメント: 土(物的)
支配星: 水星
植物: Centaurium erythaea(ベニバナセンブリ)

ギリシャ神話の賢者ケイロンの名を持つセントーリー。水辺に群生し、6月には地面をピンク色に染めます。繊細で優しい姿は、乙女座の奉仕の精神を体現しています。

乙女座の魂は、他者の役に立つことに喜びを感じます。しかし時に自己犠牲が過ぎて、自分の意志を見失うことがあります。

セントーリーのエッセンスは、奉仕と自己主張のバランスを取り戻させます。他者への優しさを保ちながら、自分自身の声にも耳を傾けられるようになるのです。

天秤座 × スクレランサス – 風の決断

エレメント: 風(知的)
支配星: 金星
植物: Scleranthus annuus(シバツメクサ)

地面に張り付くように広がる小さな植物。冬から春にかけて緑の絨毯のように群生し、白い小花を咲かせます。揺れ動く様子は、天秤座のバランス感覚を映しています。

天秤座の魂は、あらゆる可能性を見ることができます。しかしその公平さゆえに、決断に時間がかかり、揺れ動くことがあります。

スクレランサスのエッセンスは、内なるバランスを安定させます。すべてを考慮しながらも、直感的な確信を持って選択できるようになるのです。

蠍座 × チコリー – 水の手放し

エレメント: 水(情的)
支配星: 冥王星(火星)
植物: Cichorium intybus(キクニガナ)

中世、その美しい青い花には魔力があり、人の心を操ることができると信じられていたチコリー。「肝臓の友」として薬効も高く、深い変容の力を持つ植物です。

蠍座の魂は、深い愛と情熱を持ちます。しかしその強さゆえに、執着や所有欲に苦しむことがあります。

チコリーのエッセンスは、愛を手放すことを教えます。深い絆を保ちながらも、自由を与えることができる——それが真の愛であることを思い出させてくれるのです。

射手座 × アグリモニー – 炎の本心

エレメント: 火(霊的)
支配星: 木星
植物: Agrimonia eupatoria(セイヨウキンミズヒキ)

バラ科の植物で、血液を浄化し傷を癒すハーブとして古くから使われてきました。黄色い小花を穂状に咲かせる姿は、射手座の明るさを表しています。

射手座の魂は、楽観的で自由を愛します。しかし時に、内なる苦しみを隠し、明るく振る舞いすぎることがあります。

アグリモニーのエッセンスは、真の平和をもたらします。表面だけでなく、心の奥底から穏やかでいられる——そんな自由を取り戻すのです。

山羊座 × ミムラス – 大地の勇気

エレメント: 土(物的)
支配星: 土星
植物: Mimulus guttatus(キバナミズホウズキ)

水辺を好むミムラス。その花冠は歯を見せた猿のようにも見え、「道化者」という学名を持ちます。しかし、その明るい黄色の裏には、水の冷たさへの恐れがあります。

山羊座の魂は、責任感が強く、目標に向かって着実に進みます。しかし時に、具体的な恐れや不安に囚われることがあります。

ミムラスのエッセンスは、恐れに向き合う勇気を与えます。山を登る者は高さを恐れながらも登るように、恐れを認めながら前進できるようになるのです。

水瓶座 × ウォーターバイオレット – 風のつながり

エレメント: 風(知的)
支配星: 天王星(土星)
植物: Hottonia palustris(ホトニア)

静かな水の中に暮らす水生植物。他の植物とは一緒に育ちにくく、単独で美しい紫の花を水面に咲かせます。その孤高の美しさは、水瓶座の独立性を象徴しています。

水瓶座の魂は、独創的で、自分の世界を持ちます。しかし時に、その独立心が孤立に変わることがあります。

ウォーターバイオレットのエッセンスは、個性を保ちながらつながることを可能にします。水に咲きながら空気に触れるように、自立と協調のバランスを見出すのです。

魚座 × ロックローズ – 水の克服

エレメント: 水(情的)
支配星: 海王星(木星)
植物: Helianthemum nummularium(ハンニチバナ)

「太陽の花」という名を持つロックローズ。石灰質の丘に黄金色の花を咲かせ、遠くから見ると金貨が散りばめられたようです。その輝きは、魚座の霊的な光を表しています。

魚座の魂は、深い感受性と共感力を持ちます。しかし時に、恐れやパニックに圧倒されることがあります。

ロックローズのエッセンスは、最も深い恐怖の中でも光を見出す力を与えます。太陽が岩の上に輝くように、どんな困難の中にも神聖な勇気が宿っているのです。

月と魂の癒し

バッチ博士は、出生時の月の位置が私たちの基本的な性格を形作ると考えていました。太陽星座が意識的な自己を表すのに対し、月星座は無意識の傾向、魂の性質を示します。

12の癒し手は、この月の位置と深く関連しています。あなたの月星座に対応するレメディーは、あなたの魂が持つ本質的な傾向と、そこに隠された成長の可能性を示しているのです。

星々と花々の調和

フラワーエッセンスと占星術——この二つの古代の智慧は、同じ真理を異なる言語で語っています。

星々は私たちがどのような傾向を持って生まれてきたかを教え、花々はその傾向をどう調和させるかを示します。牡羊座の激しさも、魚座の敏感さも、それ自体は良いものでも悪いものでもありません。ただ、バランスを欠いたとき、苦しみが生まれるのです。

バッチ博士はこう記しています:

「私たちが唯一すべきことは、人格を失わず自分らしい生き方をするということです。自分自身の船の船長になればどんなこともうまくいきます。人には素晴らしい性質があり、誰もが一度の人生でその1つか2つかに集中してゆっくりと人生を完成させていくのです。」

星々が示す道を歩みながら、花々の助けを借りて調和を保つ——これが、自分らしく生きるということなのかもしれません。

エッセンスの作られ方

フラワーエッセンスは、主に二つの方法で作られます。

太陽法: 晴れた日の朝、花が最も美しく咲いている時に摘み、ガラスのボウルに入れた泉の水に浮かべます。そのまま太陽の光に3〜4時間さらし、花のエネルギーが水に転写されます。

煮沸法: 木質の植物や早春に咲く花に用いられます。花や小枝を集めて水で30分間煮沸し、そのエネルギーを抽出します。

いずれの方法も、「地」(植物)、「水」(媒体)、「火」(太陽または熱)、「風」(空気)という4元素が関わっています。これは古代から伝わる、宇宙の基本的な構成要素です。

バッチ博士はこう考えていました:

「類は類を制するという表現が根本的に間違っている。真の治療においては、常に善を持って悪を征し、愛を持って憎悪を制し、光を持って闇を制するよう努める。すべての毒素、すべての有害物を避け、ただ有益で美しいものだけを使うべきである。」

だからこそ、彼のレメディーは自然界の最も純粋なもの——野生の花々のエネルギーだけで作られているのです。

38の完全なる癒し

12の癒し手の後、バッチ博士はさらに26のレメディーを発見し、最終的に38種類の完全な体系を確立しました。

12のタイプレメディーが魂の基本的な性質に対応するのに対し、残りの26は人生の様々な状況で生じる一時的な心の状態に対応します。

  • 恐れと不安のために: 5種類
  • 現実への無関心のために: 7種類(12の癒し手を含む)
  • 孤独のために: 3種類(12の癒し手を含む)
  • 他者の影響を受けやすい人のために: 4種類(12の癒し手を含む)
  • 絶望と落胆のために: 8種類(12の癒し手を含む)
  • 他者への過度な関心のために: 5種類(12の癒し手を含む)
  • 決断できない人のために: 6種類(12の癒し手を含む)

この38という数もまた、完全性を象徴する神聖な数です。

花々からの静かな招き

フラワーエッセンスは、薬ではありません。物理的な成分で症状を抑えるのではなく、心の波動に働きかけ、本来の調和を取り戻す手助けをするものです。

副作用はなく、他の治療と併用できます。赤ちゃんからお年寄りまで、動物や植物にも使えます。

そして最も大切なのは、これが自分自身で選び、使えるということです。自分の心の状態を見つめ、それに合った花を選ぶ——その行為自体が、すでに癒しの第一歩なのです。

野生の花々は、静かに咲いています。

それぞれが独自の周波数で振動し、特定の感情と共鳴します。星々が遠くから私たちに影響を与えるように、花々もまた、目には見えない繊細な力で私たちの心に触れています。

バッチ博士が残してくれたこの贈り物は、シンプルで、美しく、そして深遠です。


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