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肌と地球に優しい!バイオダイナミック農法コスメブランド5選

【cosmetics】

環境意識の高まりとともに、オーガニックコスメを選ぶ方が増えています。しかし「オーガニック」と謳っていても、本当に肌と地球に優しいのか迷うことはありませんか?

そこでおすすめしたいのが、「バイオダイナミック農法」を採用したコスメです。ドイツを中心に100年以上の歴史があるこの農法で育った植物から作られたコスメは、肌に優しく、地球にも配慮したサステナブルな選択です。

今回は、バイオダイナミック農法と、おすすめコスメブランドをご紹介します。

ルドルフ・シュタイナーとバイオダイナミック農法

ルドルフ・シュタイナーは、19世紀末から20世紀前半にかけて活躍したオーストリアの哲学者、教育者、神秘主義者です。ゲーテの自然科学研究に触発され、人智学という思想を提唱しました。

人智学とは、人間存在と宇宙のあり方を霊的な視点から探求する学問です。シュタイナーは、教育、医療、芸術、農業など、多岐にわたる分野で人智学に基づいた活動を展開しました。

バイオダイナミック農法とは

オーストリアの哲学者ルドルフ・シュタイナーが提唱した、有機農法の一つです。

農薬や化学肥料を一切使用せず、天体の動きや自然のリズムに合わせた農作業を行うことで、土壌と植物が本来持つ力を最大限に引き出すことを目指します。

地球を一つの生命体として捉え、その中で生きる植物、動物、微生物、そして人間が互いに関わり合い、循環していくことを大切にしています。

バイオダイナミック農法で作られた作物は、生命力に溢れ、栄養価が高く、風味も豊かになると言われています。

また、環境負荷が低く、持続可能な農業の形としても注目されています。

宇宙と大地のハーモニー

バイオダイナミック農法は、単に農薬や化学肥料を使わないというだけでなく、宇宙や自然のリズムと調和した農法です。

1. 天体のリズムを味方に

太陽、月、星々の動きは、地球上の生命活動に大きな影響を与えています。

バイオダイナミック農法では、特に月と太陽のリズムを重視し、種まきや肥料の使用、収穫などのタイミングを、太陰暦や占星術に基づいた「農事暦」という暦に従って行います。

月の満ち引きと潮の満ち引きの関係を利用し、植物や土壌の状態を考慮することで、より効率的で自然な栽培を目指します。

2. 大地の力を引き出す

バイオダイナミック農法では、土壌を単なる作物を育てる場所ではなく、生命力に満ちた一つの生態系として捉えます。

そのため、土壌の微生物を活性化させ、植物が健康に育つための環境を整えることに力を入れています。

3. 自然の恵みを最大限に活かす

バイオダイナミック農法では、植物や動物など、自然界のあらゆるものが宇宙の霊的な力の影響を受けているというシュタイナーの思想に基づき、様々な特別技法が存在します。

その中でも代表的なのが、独自の肥料である「調合剤」です。

ハーブやミネラルなどを調合した特殊な肥料を土壌に散布することで、土壌の活性化や植物の生育促進、病害虫の抑制などに繋げます。

バイオダイナミック農法で作られた植物を使用した化粧品

バイオダイナミック農法で作られた植物は、その生命力と栄養価の高さから、化粧品の原料としても最適です。ここでは、代表的なブランドとそのこだわり、人気製品をご紹介します。

ヴェレダ

1921年、ルドルフ・シュタイナーの思想に共鳴した医師と薬剤師によって設立されたヴェレダは、バイオダイナミック農法を実践する自社農園を持ち、自然の力を最大限に活かした製品づくりを行っています。

  • こだわり
    • バイオダイナミック農法で栽培された植物を厳選
    • 合成香料、着色料、保存料は不使用
    • 動物実験は行わない
    • 環境に配慮した製造プロセス
  • 代表的な製品
    • スキンフード ヴェレダのロングセラー保湿クリーム。乾燥した肌に潤いを与え、しっとりとなめらかに整えます。
WELEDA公式サイト
  • ホワイトバーチ ボディオイル 妊娠線予防やセルライトケアに人気のボディオイル。白樺のエキスが肌を引き締め、なめらかにします。
WELEDA公式サイト

アルジタル

イタリア・シチリア島の大地で育まれた植物を原料とするアルジタルは、クレイ(泥)の力を活かしたスキンケア製品が特徴です。バイオダイナミック農法で栽培された植物を配合し、肌本来の力を引き出すことを目指しています。

  • こだわり
    • シチリア産のグリーンクレイを使用
    • バイオダイナミック農法で栽培された植物を配合
    • 合成香料、着色料、保存料は不使用
    • 環境に配慮したパッケージ
  • 代表的な製品
    • グリーンクレイ ペースト 毛穴の汚れを吸着し、肌を清潔に保つクレイパック。
アルジタル グリーンクレイパウダー
  • ローズマリースカルプクレンジング 植物オイル配合で、洗浄と頭皮・髪の保湿を両立します。
アルジタル ローズマリースカルプクレンジング

ドクターハウシュカ

ドイツ生まれのドクターハウシュカは、肌の自己治癒力を高めることを目指した独自のスキンケアコンセプトを持っています。バイオダイナミック農法で栽培された植物を配合し、肌のバランスを整える製品づくりを行っています。

  • こだわり
    • バイオダイナミック農法で栽培された植物を厳選
    • 合成香料、着色料、保存料は不使用
    • 動物実験は行わない
    • 独自の製法で植物の力を最大限に引き出す
  • 代表的な製品
    • リップケアスティック 年齢性別問わず大人気!ゴールドのリップケアスティック。乾燥した唇をしっとりなめらかに。口紅下地にも◎。
Instagramで見る
Dr.Hauschka リップケアスティック

マルティナ

ドイツのマルティナは、自然療法士であるマルティナ・ゲプハルトによって設立されたブランドです。バイオダイナミック農法で栽培された植物を原料とし、肌本来の力を高める製品づくりを行っています。

こだわり

  • バイオダイナミック農法で栽培された植物を配合
  • 合成香料、着色料、保存料は不使用
  • 動物実験は行わない
  • 肌タイプに合わせた製品展開

代表的な製品

ローズクリーム ダマスクローズの香りに包まれる保湿クリーム。

MARTINA ローズクリーム

ジュリーク

1985年、オーストラリアの自然豊かなアデレードで誕生したジュリークは、創設者のウルリケ&ユルゲン・クライン夫妻の「美しさは、自然の力と内なる癒しから生まれる」という信念に基づき、高品質なオーガニック・バイオダイナミック農法で栽培された植物を原料としたスキンケア製品を展開しています。

こだわり

  • 自社農園での栽培 南オーストラリアの自社農園で、農薬や化学肥料を使わずに、バイオダイナミック農法で植物を栽培しています。
  • 独自の抽出技術 植物の力を最大限に引き出すため、独自の抽出技術を採用しています。
  • オーガニック認証 製品の品質と安全性を保証するため、国際的なオーガニック認証を取得しています。
  • 環境への配慮 環境負荷を低減するため、再生可能な資源の使用や、リサイクル可能なパッケージを採用しています。

代表的な製品

  • ハイドレイティング ウォーターエッセンス: 自社農園のマシュマローエキス配合。吸いつくようなふっくらなめらか肌へ導く高保湿化粧水。
  • RO フェイスオイル ローズエキス配合で乾燥ごわつき肌を柔らかくつや肌に導く美容オイル。1本6役のマルチユース。
ジュリーク(Jurlique)

バイオダイナミック農法がもたらすもの

バイオダイナミック農法は、地球環境に配慮した持続可能な農業であると同時に、そこで育つ作物や、それらを原料とした製品にも、特別な価値をもたらします。

  • 生命力あふれる作物 バイオダイナミック農法で作られた作物は、栄養価が高く、風味も豊かになると言われています。
  • 環境への貢献 農薬や化学肥料を使用しないため、土壌や水質汚染を防ぎ、生態系を守ります。
  • 安心・安全な製品 バイオダイナミック農法で作られた作物から作られた製品は、肌にも環境にも優しく、安心して使用できます。

シュタイナーは、社会が物質的な豊かさを求めるようになる中で、人間らしい精神性を取り戻すことの重要性を説きました。そして、その方法の一つとして、「地球を癒す農業」とも呼ばれるバイオダイナミック農法を提唱しました。

バイオダイナミック農法は、地球環境に配慮した持続可能な農業であると同時に、そこで育つ作物や、それらを原料とした製品にも、特別な価値をもたらします。

デメター認証:バイオダイナミック農法の証

デメター認証は、世界で最も厳しいオーガニック認証の一つとして知られています。

その特徴は、単に農薬や化学肥料を使用しないだけでなく、バイオダイナミック農法を実践していることが認証の必須条件であることです。

デメター認証が求めるもの

デメター認証を取得するためには、以下の厳しい基準をクリアする必要があります。

  • 種まきから収穫まで、天体のリズムや自然の力を活用したバイオダイナミック農法を実践していること。
  • 土壌の活性化や植物の生育環境に配慮し、健康な作物を育てること。
  • 動物の飼育環境や飼料に配慮し、動物福祉に配慮した飼育を行っていること。
  • 加工・保存・包装・流通の過程においても、環境負荷を低減し、安全性を確保すること。

バイオダイナミック農法のメリット・デメリット

環境意識の高まりとともに、オーガニックコスメを選ぶ人が増えています。
「バイオダイナミック農法」で作られたコスメは、そんなオーガニックコスメの中でも、さらに地球と肌に優しい選択肢として注目されています。

バイオダイナミック農法コスメを使うメリット

1. 肌への優しさ

バイオダイナミック農法で育った植物は、農薬や化学肥料に頼らず、自然の力で育ちます。 そのため、植物が本来持っている生命力や栄養がたっぷり。 そんな植物から作られたコスメは、肌への刺激が少なく、敏感肌の方でも安心して使えることが多いです。

2. 地球への優しさ

バイオダイナミック農法は、土壌や水質の汚染を減らし、環境への影響を最小限に抑えることができます。私たちがバイオダイナミック農法のコスメを選ぶことは、地球の環境保全に貢献することにもつながります。

3. こだわりの品質

バイオダイナミック農法で作られた作物は、一般的な農法で作られた作物に比べて、風味や栄養価が高いという研究結果もあります。 それはコスメにも同じことが言えるかもしれません。 植物の生命力が凝縮されたバイオダイナミック農法コスメは、きっとあなたの肌を健やかに、そして美しくしてくれるでしょう。

バイオダイナミック農法コスメを使うデメリット

1. 価格

バイオダイナミック農法は、一般的な農法に比べて手間とコストがかかる傾向があります。 そのため、バイオダイナミック農法コスメも、一般的なコスメに比べて価格が高めに設定されていることが多いです。

2. 入手しやすさ

バイオダイナミック農法コスメは、まだ一般的なコスメに比べると流通量が少ないため、手に入りにくい場合があります。 限られた店舗やオンラインショップでの販売となることが多いです。

3. 情報の少なさ

バイオダイナミック農法や、それを取り入れたコスメに関する情報は、まだ一般的な情報に比べると少ないかもしれません。 そのため、自分で情報を集め、納得した上で商品を選ぶ必要があります

バイオダイナミック農法を選ぶということ

バイオダイナミック農法は、メリットだけでなく、デメリットも理解した上で選択することが大切です。つぎのような思いを持つ方に、バイオダイナミック農法は魅力的な選択肢です。

  • 自然と調和した、持続可能な美容(農法)を応援したい
  • 安全で高品質なコスメを使いたい
  • 環境問題に積極的に取り組みたい

バイオダイナミック農法と他の農法の違い

環境に配慮した農法として、バイオダイナミック農法以外にも有機栽培や自然農法などが知られています。それぞれの違いを見ていきましょう。

有機栽培との違い

有機栽培は、化学肥料や化学農薬を使用しない農法です。バイオダイナミック農法と共通する部分が多いですが、以下のような違いがあります。

  • 天体のリズム 有機栽培では、天体の動きを特に意識しません。
  • 調合剤 有機栽培では、バイオダイナミック農法で使用する調合剤は必須ではありません。
  • 認証基準 有機JAS認証など、有機栽培には独自の認証制度があります。

自然農法との違い

自然農法は、肥料や農薬だけでなく、耕うんも行わない農法です。自然の力を借りて作物を育てるという点ではバイオダイナミック農法と共通していますが、以下のような違いがあります。

  • 天体のリズム 自然農法では、天体の動きを特に意識しません。
  • 調合剤 自然農法では、バイオダイナミック農法で使用する調合剤は基本的に使用しません。
  • 肥料 自然農法では、肥料を基本的に使用しません。

バイオダイナミック農法の独自性

バイオダイナミック農法は、天体のリズムや自然界の繋がりを重視し、独自の調合剤を使用するなど、他の農法にはない特徴を持っています。

農場を一つの生命体として捉え、宇宙の力も借りて作物を育てるという考え方は、バイオダイナミック農法ならではと言えるでしょう。

共通点

有機栽培、自然農法、バイオダイナミック農法は、いずれも化学肥料や化学農薬を使用しないという点で共通しています。

環境への負荷を低減し、安全な作物を育てることを目指すという点も共通しています。

まとめ

ルドルフ・シュタイナーが提唱したバイオダイナミック農法は、宇宙や自然のリズムと調和した農法です。

それは、農薬や化学肥料に頼らず、自然の力を最大限に活かすことで、植物本来の生命力を引き出し、健康な土壌を育むことができます。

そして、バイオダイナミック農法で育った植物から作られたコスメは、肌に優しく、地球にも配慮したサステナブルな選択となります。ぜひ一度試してみて、自然の恵みを実感してみてくださいね。

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