カモミールは、古くから世界中で利用されているハーブの一種で、美容や健康に対する効果が期待されています。特にヨーロッパでは医療ハーブとして親しまれ、有名な「ピーターラビット」の絵本にも登場するなど、広く知られています。日本では「カミツレ」とも呼ばれ、さまざまな化粧品成分としても利用されています。今回はカモミールの特徴とその化粧品成分について詳しく解説します。
カモミールについて
カモミールの歴史と特徴
カモミールは4000年以上前から古代バビロニアやヨーロッパで薬草として利用されてきました。日本に伝わったのは19世紀初めの江戸時代です。カモミールは主にジャーマン種とローマン種に分類され、医療ハーブとして使われるのは主にジャーマン種です。
カモミールの花言葉
- 清楚
- 逆境に耐える
- 苦難の中の力
- あなたを癒やす
カモミールは、寒さに強く厳しい環境でも咲くため「逆境に耐える」という花言葉を持ちます。また、その癒しの力から「あなたを癒やす」とも言われています。
ジャーマンカモミール
ジャーマンカモミールは、「地面のりんご」を意味するギリシャ語が名前の由来の、りんごのような甘い香りがするかわいらしい花を咲かせる植物です。安眠のためにハーブティーとして飲用することが多いハーブですが、さまざまな効能が認められています。
- 学名: Matricaria chamomilla
- 和名: カミツレ
- 英名: Chamomile
- 仏名: camomille
- 科・属名:
- 特徴: りんごのような甘い香り
主要成分と効能
- アピゲニン: リラックス効果
- ルテオリンマトリシン: 抗酸化作用、抗炎症作用
- α-ビサボロール: 消炎作用、鎮静作用
- アズレン: 消炎作用、抗アレルギー作用、皮膚の再生促進
ジャーマンカモミールは、古代から利用されてきたハーブであり、現代でもその効能が認められています。アズレンを含むため精油は美しい瑠璃色をしています。
ピーターラビットの絵本の中で、お腹を壊してしまったピーターにお母さんがカモミールを煎じて飲ませてあげるシーンがあります。気持ちをリラックスさせ、お腹の痛みや炎症を抑えるカモミールでピーターは元気になりました。
化粧品成分名: カミツレ花エキス
医薬部外品表示名: カモミラエキス
カミツレ花エキスは、抗アレルギー作用やUVB吸収による紫外線防御作用があることで知られています。この成分は、肌の炎症を鎮める効果があり肌を守るために多くの化粧品に使用されています。
ローマンカモミール
ローマンカモミールは、ジャーマンカモミールとたいへんよく似た白い花を咲かせますが、花だけでなく葉にもりんごの香りがあるのが特徴です。ジャーマンカモミールは一年草ですがローマンカモミールは多年草です。
- 学名: Chamaemelum nobile
- 和名: ローマカミツレ
- 英名:chamomile、Roman chamomile
- 別名: イングリッシュカモミール
- 科・ 属名:キク科 ・ローマカミツレ属(カマエメルム属)
- 特徴: りんごの香りが花だけでなく葉にもあり、多年草
ローマンカモミールは、「マザーハーブ」とも呼ばれ、女性特有の悩み(生理痛やPMS)の改善に効果があるとされています。また、苛立ちや不安を鎮める作用もあり、リラックス効果が期待できます。
化粧品成分名:ローマカミツレ花油、ローマカミツレ花エキス
ローマカミツレ花エキスにはAGEsの生成を抑制する抗糖化作用があることが認められています。ローマカミツレ花エキスとは… 化粧品成分オンライン より引用
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華密恋(カミツレン) スキンケアシリーズ
華密恋の国産カモミールを使ったカミツレエキスは保湿効果が高く、天然成分のみを使用。
全成分:水、シア脂*、グリセリン、マカデミア種子油*、エタノール、ホホバ種子油*、オリーブ果実油*、カルナウバロウ、カミツレエキス、ツバキ種子油、セイヨウシロヤナギ樹皮エキス、リゾレシチン、スクレロチウムガム、キサンタンガム、クエン酸、ローマカミツレ花油*、ベルガモット果実油*、アトラスシーダー木油* ※*印はオーガニック原料を使用
華密恋エクストラモイストクリームの口コミ
スリムな容器は衛生的なプッシュタイプ。みずみずしくてのびがよくワンプッシュで顔全体がしっとりします。ベルガモット・ローマンカモミール・シダーウッドもブレンドされたこの香りが大好きです。
Jurlique スキンバランシングフェイスオイル
乾燥してごわつきが気になる時に、植物のオイルとエキスの力で肌をふっくらもっちりとしたツヤ肌に。カモミールの水分保持作用もあって、肌を整えてくれるスキンバランシングフェイスオイル。
カレンドラ(トウキンセンカ花エキス)、マシュマロー(アルテア根エキス)、ローズ(ガリカバラ花エキス)、ニオイスミレ(ニオイスミレ花/葉エキス)、サンシキスミレ(サンシキスミレエキス)、カモマイル(カミツレ花エキス)、デイジー(ヒナギク花エキス)、エキナセア(エチナシ根エキス)、コンフリー根エキス、ニンジン根エキス
ローマンカモミール配合オーガニックコスメ
アルジタルは、シチリアの太陽と地中海の澄んだ風の恩恵を受け、フェラーロ博士の故郷であるシチリアのグリーンクレイから生まれました。アルジタル社は、化学肥料や農薬を一切使用せず、太陽や月の動きに合わせて農作業を行うことで、「地球と調和し、植物の生命力を最大限に引き出す」ことを目指しています。
このようにして自然のリズムに寄り添って大切に育てられた植物は、特別な力を持っています。それらの植物がエキスやオイルに加工されても、そのエネルギーは大地に根付いていたときと変わらず、豊かに満ち溢れています。
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乾燥から肌を守ってくれて、肌荒れやくすみのない肌に。潤いを与えてくれるけれどべたつかず、メイク前にも使えます。「バカンス後の日焼けのケアに」作られたクリームです。アルミチューブに入っているので、使い始めはフタを使って穴をあけ、やさしく押し出します。
ニールズヤード エッセンシャルオイル カモミール ローマン
ニールズヤードは肌に負担がかかる成分は使用せず、ビタミンやアミノ酸など、美容効果の高い成分をより多く含むオーガニック植物が使用されています。遮光性のブルーのガラス瓶を採用しています。ローマンカモミールの花から丁寧に抽出した、リンゴのようなフルーティで甘い香り。
ニールズヤードエッセンシャルオイルの口コミ
カモミールの精油は、気に入ったものがなかなか見つかりませんでしたが、このニールズヤードの精油にめぐり合って変わりました。手作りのスキンケアや他のオイルとのブレンドを楽しんでいます。
まとめ
4000年以上前から愛されてきたハーブ、カモミール。 その穏やかな香りと豊富な美容効果は、古今東西の人々に愛されてきました。この記事では、カモミールの歴史や種類、そして化粧品への応用について詳しく解説しています。ジャーマンカモミール、ローマンカモミールなど、種類によって特徴や効能が異なること、そしてカモミールが持つ抗炎症作用や鎮静作用が、敏感肌や乾燥肌のケアに役立つことなどを分かりやすく説明しています。カモミールの魅力的な世界へ、あなたも足を踏み入れてみませんか?
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