金星が明けの明星として東の空に輝くとき、その光は純白に近い——
古代の人々は、この星に「シュクラ(輝く者、純白の者)」という名を与えました。白い衣をまとい、馬に乗り、死者を蘇らせる秘術を持つ賢者——
ブリハスパティが神々の師であるのに対し、シュクラは阿修羅(アスラ)の師として語られます。光と闇。天界と魔界。しかし、どちらもが智者であり、どちらもが必要な存在——
金曜日、寺院には白い蓮が浮かべられます。ジャスミンの芳香が夜を満たし、白いバラが捧げられます。シュクラの名が示すように、すべては純白です。
愛と美、芸術と富、そして死者をも蘇らせる智慧——阿修羅の師と、香り高い白い花々が教える、もう一つの真理の物語——
シュクラ神とは

E. A. Rodrigues(Public Domain)
プロフィール
サンスクリット語表記: शुक्र (Śukra)
別名: シュクラチャーリヤ (Śukrācārya)、ウシャナス (Uśanas)、アスラグル (Asura-guru)
日本語: シュクラ、金星神
名前の意味: 「輝く」「純白の」「清らかな」「明るい」
役割・司るもの
- 金星と金曜日の支配者: 愛、美、芸術、快楽を司る
- 阿修羅の師(アスラグル): 魔族を教導する偉大な智者
- 死者蘇生の秘術: サンジーヴィニー・ヴィディヤー(蘇生の知識)の持ち主
- 愛と美の守護者: 恋愛、結婚、芸術、美的感性
- 富と繁栄: 物質的な豊かさ、快適さ、贅沢
シンボルと容姿
シュクラは白く美しい姿で描かれます。
- 白い肌: 金星の純白の輝き、清浄さ
- 四本の腕: 数珠、杖、蓮の花、恩寵のムドラーを持つ
- 白馬の乗り物: 純粋さ、優雅さ、速さ
- 白い衣: 清らかさ、高貴さ、聖性
- 美しい容貌: 調和のとれた顔立ち、優雅な姿
主要な別名や化身
- シュクラチャーリヤ (Śukrācārya): 「シュクラ師」
- ウシャナス (Uśanas): 「輝く者」「熱望する者」
- カヴィ (Kavi): 「詩人」「賢者」
- バールガヴァ (Bhārgava): 「ブリグの子孫」
- アスラグル (Asura-guru): 「阿修羅の師」
シュクラにまつわる主要神話
聖仙ブリグの息子
シュクラは、七大聖仙(サプタリシ)の一人ブリグの息子として生まれました。
母はカーヴヤマーターといい、阿修羅の血を引く女性でした。このため、シュクラには神々の血と阿修羅の血の両方が流れていました。
幼い頃、シュクラはヴィシュヌ神によって母を殺されるという悲劇に見舞われます。父ブリグは偉大な力で妻を蘇生させましたが、この事件がシュクラの人生を決定づけました。
「神々は必ずしも正しくない。力こそが正義ではない」
若きシュクラは、阿修羅たちに共感を抱くようになりました。神々に追われ、虐げられる者たち——彼らにも智慧と力が必要だと。
サンジーヴィニー・ヴィディヤー——死者蘇生の秘術

シュクラは偉大な智慧を求めて、シヴァ神のもとで何千年もの苦行を行いました。
その厳しい修行の末、シヴァ神はシュクラに「サンジーヴィニー・ヴィディヤー(蘇生の知識)」を授けました。これは、死者を生き返らせることができる究極の秘術です。
この力を得たシュクラは、阿修羅の師(アスラグル)となりました。神々と阿修羅の戦いにおいて、倒れた阿修羅たちをシュクラは何度も蘇生させました。これにより、阿修羅たちは何度敗れても軍勢を回復させることができたのです。
一方、神々の師ブリハスパティはこの秘術を持っていませんでした。このため、神々は苦戦を強いられました。
光と闇、二人の師の智慧の競い合い——それは単なる善悪の戦いではありませんでした。
ヴァーマナとシュクラ——忠告を聞かなかった王

阿修羅の王マハーバリは、シュクラの教えに従い、非常に徳の高い王となり、三界(天界、地上、地下)を支配するほどの力を得ました。
そんな時、一人の小さなバラモン(僧侶)の少年が、マハーバリの宮殿を訪れました。少年は贈り物を求めました。
「何でも望むものを与えよう」と王は約束しました。
少年は言いました。「私の三歩分の土地をください」
シュクラは即座に警告しました。「待て!その少年はヴィシュヌ神の化身だ。約束してはならない!」
しかし、マハーバリは答えました。「師よ、私は王として、求める者に与えると誓いました。たとえ神であろうと、私の言葉を曲げることはできません」
その瞬間、小さな少年は巨大な姿に変わりました——ヴィシュヌ神のヴァーマナ(矮人)化身です。

一歩目で地上を、二歩目で天界を覆いました。三歩目を置く場所がなくなったとき、マハーバリは自分の頭を差し出しました。ヴィシュヌ神はその頭を踏み、マハーバリを地下世界へと送りました。
シュクラは涙を流しました。愛する弟子が、自らの徳と誠実さゆえに、すべてを失った——
しかし、マハーバリの誠実さは神々さえも感動させました。ヴィシュヌ神は彼に地下世界の永遠の王となることを許し、年に一度、地上に戻ることを許しました。これが南インドの祭り「オーナム」の起源です。
シュクラは学びました。時には、負けることが勝つことである、と。徳は決して無駄にならない、と。
デーヴァヤーニーとカチャ——娘の恋と秘術
シュクラには、デーヴァヤーニーという美しい娘がいました。
神々の師ブリハスパティは、息子カチャをシュクラのもとへ弟子として送りました。真の目的は、サンジーヴィニー・ヴィディヤーを盗むことでしたが、カチャは真摯に学びました。
デーヴァヤーニーはカチャに恋をしました。しかし、阿修羅たちはカチャが神々の側のスパイだと知り、何度も彼を殺しました。
そのたびに、娘の嘆願でシュクラはカチャを蘇生させました。
ついに阿修羅たちは、カチャを殺して燃やし、その灰をシュクラの酒に混ぜました。シュクラはそれと知らずに飲んでしまいました。
デーヴァヤーニーが再び嘆願したとき、シュクラは悟りました。「カチャを蘇生させれば、彼は私の体内から出てくる。その時、私は死ぬ」
しかし、娘の涙に負けたシュクラは、カチャにサンジーヴィニー・ヴィディヤーを教えました。そして、カチャを蘇生させました。カチャが体内から出てきたとき、シュクラは死にましたが、カチャが即座に師を蘇生させました。
こうして、秘術は神々の側にも伝わりました。
デーヴァヤーニーはカチャに結婚を申し込みましたが、カチャは言いました。「あなたは私の師の娘です。師の娘は妹のようなもの。結婚はできません」
怒ったデーヴァヤーニーは呪いをかけました。「あなたが学んだ知識は、あなた自身には役立たない。他の人に教えることでしか意味を持たないだろう」
カチャも呪い返しました。「あなたはバラモン(僧侶階級)の男性と結婚できないだろう」
愛と学び、忠誠と裏切り、父娘の情と師弟の絆——シュクラの人生には、常に複雑な感情が交錯していました。
シュクラと白い花の物語

なぜ白い花と香りなのか
シュクラの名は「純白」「輝く」を意味します。金星の輝きは純白に近く、明けの明星、宵の明星として最も美しく輝きます。
白色の象徴: 純粋さ、清浄さ、優雅さ、そして——逆説的ですが——複雑さ。白は、すべての色を含む色でもあります。善と悪の間、光と闇の間——シュクラはその境界線上に立つ智者です。
香りの重要性: 金星は美と快楽を司ります。視覚的な美しさだけでなく、香りという目に見えない美——それがシュクラの本質です。ジャスミン、白いバラ、白い蓮——これらの花々は、その純白の姿と甘美な香りで、シュクラのエッセンスを体現しています。
愛と芸術: シュクラは愛の神でもあります。白い花は純粋な愛を、香りは愛の見えない力を象徴します。芸術、音楽、詩——これらもまた、シュクラの領域です。
花にまつわる伝説
白い蓮の浄化: ある伝説では、シュクラが阿修羅を教えることを決めたとき、神々から非難されました。しかし、シュクラは白い蓮を手に取り、言いました。「この蓮は泥の中から生まれます。しかし、泥に染まることはありません。私もまた、阿修羅を教えますが、悪に染まることはありません。すべての存在に、智慧への道は開かれているべきです」
ジャスミンの夜の開花: ジャスミンは夜に最も強い香りを放ちます。これは、金星が明けの明星、宵の明星として、夜明け前と日没後に最も美しく輝くことと呼応しています。見えない時間に最も輝く——それがシュクラの智慧です。
白いバラの両義性: バラには刺があります。美しさには痛みが伴う——これは愛の真理であり、またシュクラの人生の真理でもあります。愛する娘の恋は成就せず、愛する弟子は秘術を盗み、忠実な教え子は神々に敗れる——それでも、シュクラは教え続けます。
象徴的な意味
色の象徴
- 純白: 清浄、純粋、無垢、そしてすべての可能性
- 銀白色: 月光、金星の輝き、優雅さ
- 乳白色: 柔らかさ、慈愛、包容力
香りの象徴
- 甘い香り: 愛、快楽、美的喜び
- 夜の香り: 見えない恵み、秘められた美
- 持続する香り: 記憶、永続する影響、芸術の力
供花とされる植物の詳細解説
シュヴェータ・パドマ(白い蓮) – Shveta Padma

植物学的情報
- 学名: Nelumbo nucifera (白色品種)
- 科名: ハス科
- 開花時期: 夏から初秋
外観の特徴: 純白の花弁を持つ蓮。直径10〜25センチメートルで、中心には黄金色の雄しべがあります。昼間に咲き、夜には閉じます。
インドでの呼び名
- サンスクリット語: श्वेत पद्म (Śveta Padma)、पुण्डरीक (Puṇḍarīka)
- ヒンディー語: सफेद कमल (Safed Kamal)
- タミル語: வெள்ளைத் தாமரை (Vellai Tamarai)
象徴的意味: 白い蓮は最高の純粋性と精神的完成を象徴します。泥の中から生まれながら汚れに染まらない性質は、シュクラが阿修羅を教えながらも悪に染まらないことを表します。
使用方法: 完全に開いた白い蓮の花を水盤に浮かべて捧げます。金曜日の朝の礼拝に最も適しています。
マツリカ/モーグラー(ジャスミン) – Jasmine

植物学的情報
- 学名: Jasminum sambac (アラビアジャスミン), Jasminum grandiflorum
- 科名: モクセイ科
- 開花時期: 通年、夜に香りが最も強い
外観の特徴: 小さな白い花で、直径1〜2センチメートル。5〜9枚の花弁があり、純白で時間とともにわずかにピンクがかります。夜間に最も強い芳香を放ちます。
インドでの呼び名
- サンスクリット語: मल्लिका (Mallikā)
- ヒンディー語: मोगरा (Mogrā)、चमेली (Chamelī)
- タミル語: மல்லிகை (Malligai)
象徴的意味: ジャスミンは愛と美の象徴です。その純白は純粋な愛を、強い香りは愛の見えない力を表します。シュクラが愛と美を司る神であることと完璧に調和しています。
使用方法: 新鮮なジャスミンの花を摘み、花輪を作ってシュクラに捧げます。金曜日の夕方、花の香りが最も強いときに礼拝することが推奨されます。
シュヴェータ・グラーブ(白いバラ) – White Rose

植物学的情報
- 学名: Rosa spp. (白色品種)
- 科名: バラ科
- 開花時期: 温帯では春から秋
外観の特徴: 純白の花弁を持つバラ。大きさは品種により様々で、芳香性の品種が好まれます。
インドでの呼び名
- ヒンディー語: सफेद गुलाब (Safed Gulab)
- タミル語: வெள்ளை ரோஜா (Vellai Roja)
象徴的意味: 白いバラは純粋な愛、尊敬、新しい始まりを象徴します。刺は愛の痛みを表し、シュクラの人生における愛と喪失のテーマと呼応します。
使用方法: 刺を取り除いた白いバラをシュクラに捧げます。または花輪を作ります。芳香性の品種が特に好まれます。
パーリジャータ(夜咲きジャスミン) – Parijata

植物学的情報
- 学名: Nyctanthes arbor-tristis
- 科名: モクセイ科
- 開花時期: 8月から10月、夜間開花
外観の特徴: 小さな花で、純白の花弁とオレンジ色の花筒を持ちます。夜に咲き、夜明けとともに地面に落ちます。強い芳香があります。
インドでの呼び名
- サンスクリット語: पारिजात (Pārijāta)
- ヒンディー語: हरसिंगार (Harsingar)
象徴的意味: パーリジャータは天界の花とされ、願いの成就を象徴します。夜に咲く性質は、金星が夜空で輝くことと調和しています。
使用方法: 早朝、地面に落ちた花を集めて礼拝に用います。これらの花は一晩中星の光(金星の光)を浴びたものとして神聖視されます。
白檀(チャンダン) – Sandalwood

植物学的情報
- 学名: Santalum album
- 科名: ビャクダン科
- 特徴: 芳香性の木材
象徴的意味: 白檀の白い木質部と芳香は、シュクラの純白と美の本質を表します。冷却性があり、心を鎮め、美的感性を高めるとされます。
使用方法: 白檀の粉末を水と混ぜてペーストを作り、神像に塗布します。また、額のティラカとしても使用します。白檀の香を焚くことも吉祥です。
供花の儀式とマントラ

シュクラへの基本的なプージャ(礼拝)の方法
シュクラへの礼拝は、特に金曜日(シュクラヴァーラ)に行われます。愛と結婚を求める人々、芸術家、美を愛する人々、物質的な繁栄を願う人々に推奨されます。
礼拝の準備
- 早朝または夕方の沐浴: 金曜日の朝または夕方、身を清めます
- 白い衣服: できれば白または銀色、ピンク色の衣服を着ます
- 礼拝所の準備: シュクラの絵または像を安置します
- 供物の用意: 白い花々、白い甘味、米、白檀、香りの良い果物
礼拝の手順
- アチャマナ(浄化): 水を三回すすぎます
- サンカルパ(誓願)
- 「私は愛と美、芸術と繁栄のために金星神シュクラを礼拝します」
- ディヤーナ(瞑想): シュクラの姿を心に思い描きます
- 純白の肌を持ち、白馬に乗る美しい賢者
- 四本の腕に蓮と杖を持つ姿
- 優雅で慈悲深い表情
- プシュパーンジャリ(花の供養)
- 白い蓮、ジャスミン、白いバラ、パーリジャータを捧げます
- マントラを唱えながら供えます
- 白檀の塗布
- 白檀のペーストを神像に塗ります
- 自分の額にもティラカとして塗ります
- ドゥーパとディーパ
- 白檀の香を焚き、ギーのランプを灯します
- ナイヴェーディヤ
- 白米で作った甘味、白い果物(ココナッツ、ライチなど)を捧げます
- マントラ・ジャパ
- シュクラのマントラを108回唱えます
- ダイヤモンドまたは白い水晶の数珠を使用します
- ラクシュミー礼拝
- シュクラは富と美の女神ラクシュミーと深い関連があるため、金曜日にラクシュミーを礼拝することも吉祥です
花を捧げる際のマントラ

基本的なシュクラ・マントラ
ॐ शुक्राय नमः
Om Śukrāya Namaḥ
オーム シュクラーヤ ナマハ
(金星神シュクラに敬礼いたします)シュクラ・ガーヤトリー・マントラ
ॐ भृगुपुत्राय विद्महे दिव्यदेहाय धीमहि तन्नः शुक्रः प्रचोदयात्
Om Bhṛguputrāya Vidmahe Divyādehāya Dhīmahi Tannaḥ Śukraḥ Prachodayāt
オーム ブリグプトラーヤ ヴィッドマヘー ディヴャーデーハーヤ ディーマヒ タンナハ シュクラハ プラチョーダヤート
(ブリグの息子を知り、神聖な身体を瞑想します。シュクラよ、私たちを照らしてください)花を捧げる際の特別なマントラ
ॐ शुक्ल वर्णं शुभं देवं भृगोः पुत्रं महाद्युतिम्
पुष्पाञ्जलिं गृहाण मे सर्वसौभाग्य दायक
Om Śukla Varṇaṁ Śubhaṁ Devaṁ Bhṛgoḥ Putraṁ Mahādyutim
Puṣpāñjaliṁ Gṛhāṇa Me Sarvasaubhāgya Dāyaka
オーム シュクラ ヴァルナム シュバム デーヴァム ブリゴーホ プトラム マハードゥティム
プシュパーンジャリム グリハーナ メー サルヴァソーバーギャ ダーヤカ
(純白の色を持つ吉祥なる神、ブリグの息子、偉大な輝きを持つ方
この花の捧げ物をお受け取りください、すべての幸運を与える方よ)108回唱える根本マントラ
ॐ द्रां द्रीं द्रौं सः शुक्राय नमः
Om Drāṁ Drīṁ Drauṁ Saḥ Śukrāya Namaḥ
オーム ドラーム ドリーム ドラウム サハ シュクラーヤ ナマハ
(シュクラのビージャ・マントラ:種子真言)占星術におけるシュクラ(金星)

愛と美の表示体
金星は愛、美、芸術、快楽、物質的な豊かさを表します。「小吉星(レッサー・ベネフィック)」として、木星に次いで吉祥な惑星です。
シュクラが表すもの
- 愛と恋愛: ロマンス、魅力、恋愛関係、パートナーシップ
- 美と芸術: 美的感性、芸術、音楽、ファッション、装飾
- 快楽と喜び: 官能性、楽しみ、リラクゼーション、贅沢
- 富と繁栄: 物質的な豊かさ、快適さ、贅沢品
- 調和と外交: 人間関係の調和、社交性、外交的能力
- 女性性: 女性のエネルギー、女性との関係(特に男性にとっての妻)
シュクラの吉凶
強いシュクラの特徴
シュクラが高揚(魚座)、自室(牡牛座、天秤座)、または良い位置にあるとき
- 魅力的で美しい外見
- 優れた芸術的才能
- 調和のとれた恋愛と結婚
- 物質的な豊かさと快適さ
- 優れた社交性と外交的能力
- ファッション、美容への関心
- 音楽、詩、芸術への愛
弱いシュクラの特徴
シュクラが減衰(乙女座)、または困難な位置にあるとき
- 恋愛の困難、失恋
- 美的感性の欠如
- 快楽への過度な耽溺
- 物質主義、贅沢への執着
- 人間関係の不調和
- 芸術への無関心
- 生殖器系や腎臓の問題
シュクラの救済策(ウパーヤ)
シュクラが弱い、または不吉な影響を及ぼしている場合
- 毎金曜日の礼拝: シュクラを礼拝する
- 白い花の供養: 白い蓮、ジャスミン、白いバラを捧げる
- マントラ・ジャパ: 「Om Śukrāya Namaḥ」を毎日108回唱える
- 白色・ピンク色の使用: 金曜日に白またはピンク色の服を着る
- ダイヤモンドの着用: 金またはプラチナの指輪にダイヤモンドをはめて薬指に着ける(占星術師の指導のもと)
- 金曜日の断食: または白い食物のみを食べる
- ラクシュミー礼拝: 金曜日にラクシュミー女神を礼拝する
- 芸術の実践: 音楽、絵画、詩など芸術活動に従事する
- 白檀の使用: 白檀の香を焚く、白檀のペーストを使う
12星座におけるシュクラ
- 牡羊座: 情熱的な愛、衝動的なロマンス
- 牡牛座: 自室、官能的な愛、物質的な美
- 双子座: 知的な愛、多様な関心
- 蟹座: 家庭的な愛、感情的な絆
- 獅子座: ドラマティックな愛、創造的表現
- 乙女座: 減衰、実用的だが冷たい愛
- 天秤座: 自室、調和のとれた愛、美への深い理解
- 蠍座: 深く激しい愛、変容
- 射手座: 哲学的な愛、冒険的ロマンス
- 山羊座: 実務的な愛、伝統的な関係
- 水瓶座: 独特な愛、友情からの愛
- 魚座: 高揚、無条件の愛、霊的な美
現代における実践
インドの寺院での実際の慣習
金曜日の特別礼拝: ナヴァグラハ寺院では、金曜日にシュクラへの特別なプージャが行われます。若い女性たち、結婚を望む人々、芸術家たちが多く訪れます。
白い花の供養: ジャスミン、白い蓮、白いバラが豊富に捧げられます。寺院は白い花々と甘い香りで満たされます。
ラクシュミー礼拝との結合: 金曜日はラクシュミー女神の日でもあるため、シュクラとラクシュミーを共に礼拝することが一般的です。
白檀の使用: 白檀のペーストを額に塗ること、白檀の香を焚くことが推奨されます。
家庭での礼拝方法
簡易的な金曜日の礼拝
- 夕方、沐浴後、東または北向きに座ります
- シュクラの絵または白い布を安置します
- 白い花(ジャスミン、白いバラなど)を供えます
- 白檀で額にティラカを塗ります
- 「Om Śukrāya Namaḥ」を108回唱えます
- 美しいものに感謝し、愛と調和を祈ります
結婚を望む人のための特別な礼拝
- 金曜日、16回連続で礼拝を行います
- 白い蓮またはジャスミンを供えます
- シュクラ・ガーヤトリー・マントラを唱えます
- 白い甘味を供え、後で食べます
- ラクシュミー女神にも祈ります
芸術家のための礼拝
- 自分の楽器、絵筆、ペンなどを礼拝所に置きます
- シュクラに芸術的インスピレーションを祈ります
- 美しい音楽を奏で、または美しい詩を詠みます
入手可能な代替の花(日本で手に入りやすいもの)
完全な代替花
- 白いジャスミン: 園芸店で購入可能、香りも良い
- 白い蓮: 夏季、水生植物専門店で入手可能
優れた代替花
- 白いバラ: 一年中入手可能、芳香性の品種を選ぶ
- 白い菊: 一年中入手可能
- 白いカーネーション: 手軽に入手可能
- 白い百合: 純粋性を象徴、香りも良い
- 白いガーベラ: 明るく美しい
- 白いチューリップ: 春季、優雅
- 白い蘭: 高貴で優雅、長持ち
- スイートピー(白): 香りが良い
- クチナシ: 夏季、強い芳香
白檀の代替
- 白檀粉: オンラインで入手可能
- 白檀の香: 手軽に入手可能
純白の智慧と香りの祝福
白い蓮が水面に浮かぶとき、その純白は周囲のすべてを映し出します——
シュクラの物語は、境界線上に立つ智者の姿を教えてくれます。
神々の敵である阿修羅を教えながら、決して悪に染まらなかった賢者。死者を蘇らせる秘術を持ちながら、愛する娘の恋は成就させられなかった父。最高の智慧を授けながら、裏切りにも遭った師——
世界は単純に善と悪に分けられません。光があれば影があり、愛があれば喪失があります。シュクラは、その複雑さを体現しています。
金曜日の夕暮れ、ジャスミンの香りが夜を満たし始めるとき——
白い花の純粋さは、その複雑さの中にあります。すべての色を含んで、なお白い。すべてを経験して、なお清らか。
シュクラが阿修羅を教え続けたように、真の智者は、相手が誰であろうと、智慧を分け与えます。真の美は、誰のものでもなく、すべての人のものです。
金星は明けの明星として東を照らし、宵の明星として西を照らします。始まりと終わり。出会いと別れ。しかし、その輝きは変わりません。
金曜日の夜、白い花が香りを放つとき、それはシュクラからの静かなメッセージです。
「美は見えるものだけではない。愛は所有することではない。そして智慧は、すべての存在に開かれている」
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