ひまし油(キャスターオイル)は、古代から美容や健康に活用されてきた天然の美容オイルです。高い保湿力を持ち、肌のコンディションを整える作用があることから、スキンケアに取り入れる人が増えています。
この記事では、ひまし油の美容効果やトウゴマ(ヒマ)の特性、さらにおすすめのオーガニックひまし油やスキンケアアイテムを詳しくご紹介。ナチュラルなケアを取り入れたい方にぴったりの情報をお届けします!
ひまし油(キャスターオイル)とは?

ひまし油(キャスターオイル)は、トウゴマ(ヒマ)の種子から抽出される天然オイルで、古代から美容や健康に活用されてきました。その主成分であるリシノール酸が、ひまし油の多様な効果を生み出す鍵となっています。
ひまし油の主成分と効果
✔ リシノール酸— ひまし油の約90%を占める脂肪酸で、腸の働きを活性化し、肌の再生をサポートする特性を持つ。
✔ 腸内デトックスと便秘解消 伝統的に緩下剤として用いられ、体内の老廃物を排出し腸内環境の改善に役立つとされる。
✔ 肌の再生と鎮静作用 ひまし油は、皮膚細胞の再生を促し、傷や炎症を鎮める効果が期待されています。古くから切り傷や火傷の民間療法として使用されてきた歴史があります。
トウゴマ(ヒマ)とは?

トウゴマ(学名: Ricinus communis、和名: ヒマ、英名: Castor bean, Palma Christi)は、トウダイグサ科トウゴマ属に属する多年生植物です。原産地は東アフリカと考えられていますが、現在では世界中で栽培されています。
トウゴマの特徴
大きく美しい葉— 掌状に広がる葉は、観賞用としても人気。
特徴的な種子— 種子には斑点模様があり、ひまし油の原料となる。
多様な形態— 一年草として育つものもあれば、低木状に成長するものもある。
名前の由来
ヒマ(蓖麻)— 種子から油を採ることに由来。
トウゴマ(唐胡麻)— 中国から渡来した胡麻に似た植物という意味。
Castor bean— ひまし油の英語名「castor oil」の語源。
Palma Christi— ラテン語で「キリストの掌」を意味し、キリスト教の伝来とともにヨーロッパに広まったとされます。
トウダイグサ科・トウゴマ属—ユニークな分類
トウゴマは、トウダイグサ科(Euphorbiaceae)に属し、トウゴマ属(Ricinus)の唯一の種です。この科には、ユーフォルビア属など、独特な形態を持つ植物が多く含まれています。
トウゴマの種子は、紀元前4000年頃のエジプトからも発見されており、古代から灯りや薬用として利用されてきた歴史があります。
ひまし油の美容効果—古代から現代まで愛される美肌オイル
ひまし油は、高い保湿力と肌の再生をサポートする働きを持つ美容オイルとして注目されています。古代からスキンケアに活用され、現代でもその効果が再評価されています。
ひまし油の美容効果
高い保湿力
ひまし油の主成分であるリシノール酸は、肌の水分を閉じ込め、長時間うるおいをキープする働きがあります。乾燥による肌トラブルを防ぎ、しっとりとした柔らかい肌へ導きます。
肌の再生をサポート
シノール酸には、古い角質を穏やかに取り除き、肌の生まれ変わりを促進する作用があります。これにより、くすみのない健康的な肌へ導くことが期待できます。
バリア機能を強化
ひまし油は、外部刺激から肌を守る保護膜を形成し、健やかな肌状態を維持するのに役立ちます。乾燥や環境ストレスから肌を守り、なめらかな質感を保ちます。
ハリと弾力をサポート
ひまし油には、ビタミンEやオメガ脂肪酸(オレイン酸、リノール酸など)が含まれており、肌のハリや弾力を維持するのに役立ちます。これらの成分が相互に働きかけることで、乾燥による小じわを防ぎ、なめらかな肌へ導きます。
ひまし油の美容効果を高める使い方
- 集中ケア— 洗顔後、化粧水などで整えた肌の気になる部分に直接塗布。粘度が高いため、ピンポイントでのケアに最適。
- パック— コットンにたっぷり含ませ、気になる部分に10〜15分程度パック。ラップで覆うとより効果的。
- 基礎化粧品にプラス— 普段使っている化粧水や美容液に数滴混ぜることで、保湿力を高めます。
おすすめのオーガニックひまし油
クシロ薬局 エシュルン1

有機栽培されたインド産のトウゴマの実を使用し、熱を加えずに丁寧に圧搾することで、自然の香りと優しさをそのまま閉じ込めたヒマシ油。
一般的な製法では損なわれがちな、熱に弱い微量成分も、冷間圧搾によりしっかりと保持。オーガニックにこだわる方や、繊細な肌を持つ方にも安心してお使いいただけます。
こんな方におすすめ
- 乾燥肌・敏感肌でお悩みの方
- 自然派の美容オイルをお探しの方
- エドガー・ケイシー療法に関心のある方(伝統的な自然療法として注目)
エドガー・ケイシー療法では、ひまし油パックとしてウールフランネルやコットンに染み込ませて温め、腹部などにあてるケアが知られています。また、マッサージオイルとして使用すれば、肌にうるおいと柔軟性を与えるサポートにも。ナチュラルでありながら、しっかりと実感できるケアを求める方におすすめです。
マンデイムーン オーガニック キャスターオイル 未精製

農薬や化学肥料を一切使わず、有機栽培で丁寧に育てられたインド産のトウゴマを使用。このひまし油は、製造工程においてもオーガニック認証を取得しており、自然の恵みをそのまま活かした高品質なオイルです。抽出にはヘキサンなどの化学溶剤を使用せず、肌にやさしい仕上がりを実現しています。
特徴
- 全成分:ヒマシ油のみ
不純物を一切含まない、100%ピュアなオーガニックひまし油です。 - 未精製
精製による栄養素の損失を避け、ビタミンや脂肪酸など自然の成分を豊富に保持。 - 有機栽培トウゴマ使用
自然の力だけで育てたトウゴマから抽出された、やさしいオイル。 - 低温圧搾法(コールドプレス)
熱を加えずにじっくり搾油することで、トウゴマ本来の栄養を最大限に引き出しています。
rms beauty ルミナイザー

どんな肌色にも自然になじみ、まるで肌の内側から発光するような、透明感あふれる輝きを演出します。顔立ちに生き生きとした印象を与えるアイテムとして、世代を問わず多くの人に支持されています。
ブランドの創設者ローズ・マリー・スウィフトは、35年以上にわたりニューヨークで活躍してきた実力派メイクアップアーティスト。
多くのトップモデルやセレブリティのメイクを担当する中で、自身の体調不良を機に、従来の化粧品に含まれる成分に疑問を抱くようになります。
「もっと安心できる成分で、女性を内側から美しくできるはず。」
その信念から、彼女は成分の安全性と製品のパフォーマンスを両立させた“クリーンビューティー”を追求。2009年、rms beautyを立ち上げました。
rms beautyの製品は、肌にやさしいのはもちろん、地球環境にも配慮されたサステナブルなものづくりが特徴です。
「美しさとは、健康であること」
その理念を体現するrms beautyは、現代のコスメ業界に新しいスタンダードを築いています。
まとめ
ひまし油は、肌のうるおいを守りながらハリや弾力を維持し、肌の生まれ変わりをサポートする万能オイルです。
✔ 乾燥肌の強い味方—長時間保湿 ✔ 肌のターンオーバーを促進し、透明感アップ ✔ 外部刺激から肌を守るバリア機能を強化 ✔ ビタミンE&オメガ脂肪酸が肌をなめらかに整える
また、オーガニックひまし油を選ぶことで、より肌に優しいケアが可能です。クシロ薬局の「エシュルン1」やマンデイムーンの「未精製キャスターオイル」など、こだわりの製法で作られた高品質なオイルを活用して、毎日のスキンケアに役立ててみませんか?