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【セイタカアワダチソウ】花粉症の原因?それとも薬草?その真実とハーブ療法

ゴールデンロッド 【植物図鑑】

セイタカアワダチソウは、秋になると黄色い花を咲かせ、道端や空き地でよく見かける植物です。花粉症の原因と誤解されがちですが、実は古くから薬草として利用されてきた歴史のある植物なんです。この記事では、セイタカアワダチソウの知られざる魅力に迫ります。

セイタカアワダチソウとは

セイタカアワダチソウ
  • 学名 Solidago canadensis
  • 和名 セイタカアワダチソウ(背高泡立草)
  • 英名 Goldenrod
  • 科・属名 キク科 (Asteraceae) アキノキリンソウ属 (Solidago)
  • 種類 多年草
  • 草丈 約1~2m
  • 原産地 北アメリカ
  • 花言葉 警戒・用心・予防・安心・幸せな人生私に振り向いて
  • 誕生花 8月19日、10月19日

セイタカアワダチソウは、北アメリカ原産のキク科の多年草です。日本では、明治時代に渡来し、河川敷や荒地などによく生えています。背丈は1~2mにもなり、秋になると黄色い小さな花をたくさん咲かせ、この鮮やかな黄色い花が、秋の風景を彩ります。

古くから様々な地域で薬草として利用されてきた歴史があるセイタカアワダチソウ。ヨーロッパでは、庭に咲くと幸運が訪れる、持ち歩くと運命の人に出会うといった言い伝えもあります。

セイタカアワダチソウとブタクサの違い

ブタクサ

セイタカアワダチソウは、花粉症の原因となるブタクサとは異なります。外見が似ているブタクサ(キク科ブタクサ属Ambrosia artemisiifolia)と混同されがちですが、セイタカアワダチソウは虫に花粉を運んでもらうタイプの植物です。花粉も重く、風に乗って遠くまで飛散することはないため、花粉症を引き起こすことはほとんどありません

ブタクサの開花時期は夏から秋(7 ~ 9月頃)。細かく裂けた葉と、背が高く伸びる花姿が特徴です。

特徴セイタカアワダチソウブタクサ
キク科キク科
花粉の飛び方虫媒花(虫によって花粉が運ばれる)風媒花(風が花粉を運ぶ)
花粉の量少ない多い

セイタカアワダチソウとアキノキリンソウの違い

アキノキリンソウ

アキノキリンソウ(学名:Solidago virgaurea)は、セイタカアワダチソウと同じキク科アキノキリンソウ属の多年草です。秋に黄色い花を咲かせ、その姿から「秋の麒麟草」と名付けられました。セイタカアワダチソウと同じ仲間で、古くから薬草として利用されてきた歴史があります。

アキノキリンソウとセイタカアワダチソウは、同じキク科アキノキリンソウ属の植物ですが、いくつかの違いがあります。

特徴アキノキリンソウセイタカアワダチソウ
草丈約30~60cm約1~2m
原産地ユーラシア北アメリカ
日本での利用薬草、食用薬草(一部)、蜜源植物

「ゴールデンロッド」は、英語でアキノキリンソウ属の植物を総称する言葉です。そのため、アキノキリンソウもセイタカアワダチソウと同様、ゴールデンロッドと呼ばれることがあります。

ゴールデンロッド(Golden Rod )は、日本語に訳すと「金のムチ」という意味です。

セイタカアワダチソウのハーブ療法

セイタカアワダチソウ ハーブ療法の歴史

セイタカアワダチソウはゴールデンロッドとも呼ばれ、ハーブとして特に用いられるのは、ヨウシュアキノキリンソウSolidago virgaurea subsp. virgaurea)で、「European goldenrod」という名前でも知られています。

セイタカアワダチソウは、古くから北アメリカの先住民の間で貴重な薬草として利用されてきました。ヨーロッパでも、その薬効が認められ、民間療法で広く用いられてきました。セイタカアワダチソウに含まれる有効成分には、サポニン、フラボノイドなどがあり、これらの成分が、様々な症状に効果を発揮します。

ヨーロッパの伝統医学では、風邪やインフルエンザ、咳、腎臓トラブル、皮膚疾患、傷の治療などに広く使われてきました。また、観賞用や蜜源植物、草木染めの原料としても用いられており、その多様性が特徴です。

アメリカでは、ネイティブアメリカンによって解熱剤や傷を癒す用されていた記録が残っています。現在でもいくつかの州では州花に指定されていることから、アメリカでも大切にされてきたことが分かります。

セイタカアワダチソウ ハーブ療法の活用方法

セイタカアワダチソウの薬効は、9月から11月にかけての開花前のつぼみに最も高く集中しているとされています。この時期のつぼみは、酵素を多く含み、植物全体の薬効が高まるとされています。つぼみの段階で採取することで、より高い効果が得られるため、特にスキンケアや自然療法に用いる場合は、つぼみを使用することが推奨されています。

アロマテラピーにおいても、エッセンシャルオイルやフラワーエッセンスがリラクゼーション効果をもたらすとして利用されています。

セイタカアワダチソウには、次のような使用方法があります。

  1. フレッシュなセイタカアワダチソウをオリーブオイルに漬け込み、インフューズドオイル(浸出油)として使用する方法があります。有効成分がオイルに移行し、肌に直接塗布することで、炎症を抑えたり、皮膚の治癒を促進したりする効果が期待されます。乾燥肌や軽度の皮膚トラブルに対して、このオイルは非常に有効です。
  2. 乾燥させたセイタカアワダチソウをガーゼや不織布に包んで浴槽に入れる方法も、伝統的に使用されています。この薬草風呂は、全身のリラクゼーション効果があります。また、ハーブの成分が肌にやさしく浸透し、全身を健やかに保つとされています。
  3. 乾燥させた葉や花を使ったハーブティーは、風邪やインフルエンザの予防、また消化不良の改善に効果が期待されています。苦味が強いため、他のハーブとブレンドするのもおすすめです。

ミカエル・ザヤット アロマティックエッセンス

ミカエル・ザヤットの精油は、カナダ国内をはじめ、世界各地のオーガニックまたは野生の植物を100%原料とし、丁寧に蒸留された高品質なエッセンシャルオイルです。これらの精油は、アロマテラピーにおいて、心地よい香りを楽しむだけでなく、リラクゼーション心のバランスをサポートする目的で利用されてきました。

呼吸法や瞑想と組み合わせることで、より深く香りを感じ、心身のリラックスを促す効果が期待できます。

ゴールデンロッド フラワーエッセンス

フラワーエッセンスとは、花が持つエネルギーや波動を水に転写したもので、心を癒す効果があるとされる療法。

アロマオイルとの違いは、香りではなく波動で作用するところ。ゴールデンロッドのフラワーエッセンスは、他者にどう思われるかを気にすることなく、自身の思いや意見を表現できるよう助ける働きがあります。

セイタカアワダチソウのハチミツ

セイタカアワダチソウは、ハチミツの重要な蜜源植物として利用されています。特に秋に咲くため、夏の終わりから秋にかけての蜜源として重宝されており、蜂たちが冬に向けて巣の食糧を蓄えるための貴重な資源となります。

また、この花のハチミツには他にはない特徴があり、それが独特の麝香なのです!

セイタカアワダチソウのハチミツ「ゴールデンロッドハニー」の特徴

ゴールデンロッドの花から採取されるハチミツは、独特の濃厚な風味と黄金色が特徴です。味はややスパイシーで深い甘さがあり、後味に少しの苦味を感じることがあります。ゴールデンロッドのハチミツは一般的なハチミツよりも濃厚で、香りも強めです。この香りのもとは「アンブレットリド」という物質で、実は香水にも使われるムスク系の香り成分。

寒くなるとすぐに結晶化しやすい性質がありますが、この結晶化は品質に問題はなく、むしろ自然なプロセスです。

ナチュロニー ゴールデンロッドハニー

ゴールデンロッドハニーは、その独特の香りから日本ではあまり消費されていないと言われていますが、実はナチュロニーの「ゴールデンロッドハニー」がKALDIで販売されており、隠れた人気アイテムです。香りが高く濃厚な味わいが特徴で、紅茶やハーブティー、さらには白ワインとの相性も抜群だとか。

口コミでも「香りが豊か!」「贈り物にぴったり」「ヨーグルトに合う」といった高評価が目立ち、かわいい花柄デザインの逆さボトルも人気です。ただ、結晶化しやすい点に少し手間取る方もいるようです。

結晶化はゴールデンロッドハニーの特徴のひとつですが、これは劣化を意味するものではなく、品質や栄養価に全く影響はありません。そのままでも美味しく使えるので、特に心配する必要はないですよ!

もし液状に戻したい場合は、ハチミツの温度が40~50℃を保つように湯煎でゆっくり温めると、元のサラサラな状態に戻ります。ただし、栄養素を守るためにハチミツの温度が60℃を超えないように注意してくださいね。

プラスチック容器を使用しているので、湯煎の温度にも気をつけると良いです。

結晶化したハチミツは温かい飲み物に加えるだけでなく、洗顔料に混ぜたり、スクラブとしても使えます。お肌に優しくケアできるので、日常の美容アイテムとしてもおすすめです!

まとめ

セイタカアワダチソウは、花粉症の原因ではなく、古くから薬草として利用されてきた歴史のある植物です。ハーブティーやアロマオイルなど、様々な形で活用できるだけでなく、ハチミツの原料としても利用されています。この記事を通じて、セイタカアワダチソウの多様な魅力を知っていただけたら幸いです。

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