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生ハチミツの神秘~古代から現代まで愛される自然の万能薬

【植物図鑑】

古来より、人類は甘く、栄養価の高いハチミツを「神の食べもの」と崇めてきました。その蜜を生み出すミツバチと私たちの関わりは、驚くべきことに1万年以上も前から続いています。しかし今、ミツバチは地球規模で危機を迎えています。受粉を担い、食を支える小さな働き手たちの未来を守ることは、私たちの未来を守ることにも繋がります。

そんな大切なミツバチたちが生きる豊かな自然の中で、特別な蜜を生み出すのが、ニュージーランドに自生するマヌカの花です。今回は、そのマヌカの花から採れた、格別な力を持つマヌカハニーの魅力に迫ります。

ハチミツと人類、一万年の物語

ハチミツの神秘的な力は、世界各地の古代文明の歴史にも深く刻まれています。

  • エジプト文明 古代エジプトでは、ハチミツは「太陽の涙」と称えられ、神への供物として捧げられました。かの有名な女王クレオパトラは、美肌を保つ秘訣としてハチミツ入りのミルク風呂を愛用したと伝えられています。
  • ギリシャ神話 ギリシャ神話では、ハチミツは神々の食物「アンブロシア」として登場し、その神聖さが語り継がれています。また、医学の祖と呼ばれるヒポクラテスも、傷や喉の痛みの治療にハチミツを用いたとされています。
  • インドのアーユルヴェーダ インドの伝統医学アーユルヴェーダでは、五千年以上もの昔からハチミツは「自然の薬」として重宝されてきました。消化促進、免疫力向上、解毒など、その多岐にわたる効能は、現代においても重要な健康の知恵として受け継がれています。

ミツバチの驚くべき働き – 甘い蜜の生まれる秘密

甘く黄金色のハチミツは、ミツバチと花々との間で繰り広げられる、緻密で神秘的な共同作業の結晶です。

花蜜の採取、蜜を求めて飛び回る小さな冒険家たち

春から夏にかけて、様々な花が甘い蜜を分泌します。ミツバチたちは、この花の蜜の存在を敏感に察知し、次々と花から花へと飛び回ります。ミツバチは細長い口吻で蜜を吸い上げ、お腹の「蜜胃(みつい)」に一時保存します。

ミツバチが花蜜を蜜胃に貯めると、ただ運搬するだけでなく、すでに蜜の変容が始まっています。ミツバチの唾液に含まれる酵素が、花蜜の主成分であるショ糖を、より消化しやすいブドウ糖と果糖に分解し始めるのです。

羽ばたきと貯蔵、蜜を熟成させる共同作業

巣に戻った働きバチたちは、蜜胃に貯めてきた蜜を、巣の中にいる別の働きバチに口移しで渡します。この受け渡しの過程でも、さらに酵素が加えられ、蜜の分解が進みます。

そして、蜜は六角形の小さな部屋、巣房(そうぼう)へと貯蔵されます。しかし、この時点ではまだ水分が多く、サラサラとした状態。そこでミツバチたちは、集団で羽を高速に羽ばたかせ、巣の中の空気を循環させることで、蜜から余分な水分を蒸発させるのです。

それによって蜜の濃度は徐々に高まり、とろりとした、私たちがよく知るハチミツへと熟成していきます。

ミツロウによる保存、純粋な自然の贈りもの

十分に水分が蒸発し、糖度が上がったハチミツは、腐敗しにくい安定した状態になります。

するとミツバチたちは、自らの体から分泌する天然のワックス、「ミツロウ」を使って、蜜が貯蔵された巣房に丁寧に蓋をします。このミツロウの蓋は、ハチミツを外部の空気や湿気から守り、長期保存を可能にするのです。

ハチミツの魅力

ミツバチと花々の織りなす奇跡の蜜には、私たちの健康と美しさをサポートする、多種多様な成分がぎゅっと凝縮されています。

豊富な栄養成分

ハチミツの主成分は、ブドウ糖と果糖という単糖類です。これらは体内で素早くエネルギーに変換されるため、疲労回復や活動前のエネルギーチャージに最適です。しかし、ハチミツの魅力は、その甘さだけではありません。

  • ビタミン類 ビタミンB群(B1, B2, B6など)、ビタミンC、葉酸など、微量ながらも私たちの体の機能を維持するために欠かせないビタミンが含まれています。
  • ミネラル類 カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛など、体の調子を整えるミネラルもバランス良く含まれています。
  • アミノ酸 体を構成するタンパク質の材料となるアミノ酸も、少量ながら含有しています。
  • 酵素 ミツバチ由来のグルコースオキシダーゼやジアスターゼなど、消化を助ける働きを持つ酵素が含まれています。
  • 有機酸 グルコン酸やクエン酸など、抗菌作用や整腸作用に関わる有機酸も含まれています。

これらの栄養成分が、私たちの体の様々な機能をサポートしてくれるのです。

引用元:食品成分データベース

抗酸化作用

ハチミツには、ポリフェノールやフラボノイドといった、強力な抗酸化作用を持つ成分が豊富に含まれています。これらの成分は、体を酸化ストレスから守り、細胞の老化を遅らせる働きが期待されています。活性酸素によるダメージを防ぐことで、生活習慣病の予防やアンチエイジングにも貢献してくれると考えられています。

抗菌・抗炎症作用

ハチミツの持つ抗菌・抗炎症作用は、古くから知られています。特に、マヌカハニーに含まれるMGO(メチルグリオキサール)という成分は、非常に強い抗菌活性を持つことが科学的に証明されています。

その他にも、ハチミツに含まれるグルコースオキシダーゼが生成する過酸化水素も、抗菌作用に関わっています。これらの働きにより、ハチミツは喉の痛みや咳の緩和、傷の治癒を助けるなど、様々な用途で活用されてきました。

引用元:日本マヌカハニー協会

多岐にわたる恩恵

ハチミツは吸湿性が高く、肌や喉の粘膜を潤し、乾燥を防ぐ効果が期待できます。また、オリゴ糖やグルコン酸が含まれており、腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整える働きが期待できます。そして、ブドウ糖や果糖は速やかにエネルギーに変換されるため、疲れた体を優しく癒してくれます。さらに、就寝前に少量摂取することで、睡眠の質を高める効果があるとも言われています。

自然の力をそのままに、生ハチミツのすすめ

生ハチミツとは、養蜂家が採取したハチミツを、殺菌などの加熱処理や人工的な添加物を一切加えることなく、そのまま容器に詰めたものです。つまり、ミツバチたちが作り上げた、自然の恵みを最大限に生かした純粋な贈り物と言えるでしょう。

加熱したハチミツとの違い

一般的なハチミツの多くは、結晶化を防いだり、殺菌処理を行ったりする目的で加熱されています。しかし、この加熱の過程で、ハチミツが持つ貴重な成分の一部が失われてしまう可能性があります。

  • ハチミツに含まれる消化酵素や、抗菌作用に関わるグルコースオキシダーゼなどの酵素は、熱に弱い性質を持っています。加熱により、これらの活性が失われてしまうことがあります。
  • ビタミンCや一部のポリフェノールなどの栄養成分も、高温にさらされることで減少する可能性があります。
  • 加熱によって、ハチミツ本来の繊細な風味が損なわれることもあります。

アーユルヴェーダにおける生ハチミツ

インドの伝統医学アーユルヴェーダでは、生ハチミツは「サットヴァ(Sattva)」と呼ばれる、純粋で調和のとれた質の食物のひとつとされています。サットヴァな食物は、生命エネルギー(オージャス)を高め、心身のバランスを整えると考えられており、「生命力を増進し、身体を浄化、力と健康と幸福と歓喜を与える」とされています。

ミツバチの恵み、マヌカハニーの特別な力

マヌカハニーが「ハチミツの王様」や「世界で最も高級なハチミツ」と称される背景には、その特有の抗菌活性が大きく関わっています。

  • 学名: Leptospermum scoparium
  • 英名: Manuka, Tea tree
  • 和名: ギョリュウバイ(御柳梅)、マヌカ、ニュージーランドティーツリー、レプトスペルマム、松紅梅(ショウコウバイ)
  • 科・属名: フトモモ科 レプトスペルマム属
  • 原産地: ニュージーランド、オーストラリア南東部
  • 花の色: 白、ピンク、赤
  • 開花期: 11月~翌年6月

ニュージーランドの厳しい自然の中で育つマヌカの木。その花から採れるマヌカハニーは、一般的なハチミツとは一線を画す特別な力を持っています。それは、「MGO(メチルグリオキサール)」という天然の生理活性物質によるものです。

MGOは、他の多くのハチミツにも微量に含まれていますが、マヌカハニーには非常に高濃度で存在することが特徴です。このMGOの濃度が、マヌカハニーの抗菌力の高さを決定づける重要な指標となります。

このように、マヌカハニーが特別な評価を得ているのは、そのMGOという独自の成分が高濃度で含まれているという科学的な根拠に基づいています。

マヌカハニー特有の栄養成分であるメチルグリオキサール(MGO)は、100℃に達する温度でもその成分がほとんど変化しないとされています。

ミツバチの現状と保護への意識 – 未来への贈り物

私たちが享受する甘美なハチミツ、そして豊かな食卓は、小さな働き者であるミツバチたちの存在なしには成り立ちません。しかし今、世界中でミツバチの数が減少し、その存続が危ぶまれる深刻な状況にあります。

危機に瀕する小さな冒険者

ミツバチ一匹が生涯をかけて集めることのできる蜂蜜の量は、なんとわずかティースプーン1杯ほどと言われています。数百、数千もの花を飛び回って、ようやくその貴重な一滴が生まれるのです。

しかし今、この貴重なハチミツを集めてくれるミツバチが、世界的に減少している深刻な現状があります。

私たちが普段食べている野菜や果物の多くは、ミツバチをはじめとする昆虫たちの受粉によって実を結びます。もしミツバチがいなくなってしまうと、食料生産に深刻な影響が出ることが懸念されており、私たちの食卓は大きく変わってしまうでしょう。まさに、ミツバチは私たちの食を根底から支える、かけがえのない存在なのです。

ゲランの「ミツバチ保護プログラム」

1828年創業のフランスのラグジュアリーメゾン「ゲラン」は、ミツバチをブランドの象徴として大切にするとともに、10年以上前からミツバチの保護と生物多様性の保全活動に積極的に取り組んでいます。

その活動は多岐にわたり、ミツバチの研究支援、養蜂家のサポート、蜜源となる植物の植栽、そして啓発活動など、多角的なアプローチでミツバチの保護を目指しています。特に、毎年5月20日の「世界ミツバチの日」と5月22日の「国際生物多様性の日」に合わせて、売上の一部を寄付するなど、具体的な行動を通してミツバチ保護への意識を高めています。

小さな一歩が未来を変える

ミツバチのために何ができるでしょうか?そのひとつは、ミツバチが羽を休め、蜜を吸うことのできる場所を、私たちの身近な場所に少しずつ増やしていくこと。

例えば、自宅の庭の片隅を、あえて自然のままに残してみませんか?思いがけない野の花が咲き、ミツバチたちが訪れてくるかもしれません。

そして、もしスペースがあるなら、ミツバチが好む花を植えてみましょう。紫の絨毯のようなラベンダー、爽やかな香りのローズマリー、鮮やかな黄色の菜の花。一輪の花は小さな力かもしれませんが、もし百人が一本ずつ植えれば百、千人が植えれば千の蜜源が生まれます。

美しい花を愛でる喜びとともに、ミツバチたちが訪れることを楽しむ。それは、私たち自身の心も豊かにしてくれるはずです。

また、環境に配慮した養蜂を行っている生産者のハチミツを選んだり、ミツバチ保護活動を支援する企業の製品を選ぶことも、間接的な支援につながります。

TCNマヌカハニー ストロングマヌカハニー MGO®1050+

現地ニュージーランドで25年以上活動し、永住権を持つ日本人養蜂家の方が、日本の繊細なものづくり精神を注ぎ込んで作られています。

40年以上の養蜂経験を持つリーダーが指揮され、健康なミツバチこそが、高品質なマヌカハニーを生み出す源泉であるという確信から、多くの養蜂家が行う効率的な手法ではなく、ミツバチ一匹一匹を大切に育てています。

ミツバチの健康を第一に考え、彼女たちが弱る原因となる砂糖水は一切与えられません。ミツバチが自ら集めた大切な花蜜を、越冬時の食料として丁寧に保存しています。

このようなミツバチへの愛情が、次のシーズンも力強いミツバチの群れを育て上げ、マヌカの花々へと飛び立つ美しい光景を支えているのです。

引用元:TCN公式サイト~ TCN誕生物語

天然活性成分MGO – マヌカハニーのパワーの源泉

ニュージーランド第一次産業省が定める唯一の活性度ランク指標、それが MGO(メチルグリオキサール)含有量 です。TCNマヌカハニーのパワーの秘密を紐解きます。

  • MGO生成のメカニズム マヌカの花蜜に元々含まれないMGOは、その前駆体である DHA(ジヒドロキシアセトン) の含有率と、ミツバチが巣箱内の温度をゆっくりと37〜39℃まで上げることで自然に生成されます。つまり、マヌカ花蜜の質巣箱の環境 こそが、MGO産生の重要なポイントです。

「TCNマヌカハニー ストロングマヌカハニー MGO®1050+」は、そのMGO含有量が1kgあたり1050mg以上という、非常に高レベルの生マヌカハニーです。この数値が示す通り、一般的なマヌカハニーと比較しても、より強力な抗菌活性が期待できると考えられています。

TCNマヌカハニー ストロングマヌカハニーのMGOについて

まとめ

太古より人類を魅了してきたハチミツ。その蜜を生み出す小さなミツバチと私たちの絆は一万年以上も続いています。しかし今、彼らは地球規模の危機に瀕しています。そんな中でも、ニュージーランドの大自然で育まれたマヌカの花から採れる特別な蜜、マヌカハニーは、私たちの健康を力強くサポートしてくれる自然からの贈り物です。

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