春の訪れを告げる花々は、見た目の美しさだけでなく、その香りや触れたときの感触を通して、私たちの心を和ませ、癒しをもたらしてくれます。マグノリアやスミレ、アネモネなど、さまざまな花々がそれぞれの魅力を持ち、季節とともに華やかに咲き誇ります。これらの花と触れ合う時間は、自然とのつながりを感じるひとときであり、同時に自分自身を労わり愛する時間でもあります。春の花々は、まるで私たちに小さな幸せを届けてくれる贈り物のようですね。花のエネルギーを転写したフラワーエッセンスや、花から抽出したアロマオイルでも癒しを感じられます。
春の訪れを感じさせてくれる花々
マグノリア
- サクラモクレン 学名:Magnolia × soulangeana
- シモクレン 学名: Magnolia liliiflora
- ハクモクレン 学名:Magnolia denudata 花言葉:「自然への愛」「気高さ」「高潔な心」「慈悲」
- コブシ 学名:Magnolia kobus 花言葉:「愛らしさ」「友情」「信頼」「歓迎」
- オガタマノキ 学名:Magnolia compressa
- モクレン全体の花言葉 「自然への愛」「崇高」「持続性」「威厳」
マグノリアは、モクレン科の植物の総称で、モクレンやハクモクレン、コブシなど、たくさんの種類があります。種類によって、花の色や形も様々。純白の大きな花を咲かせるハクモクレンや、可愛らしいピンク色のコブシなど、それぞれに違った魅力があります。マグノリアは、その美しい花と上品な香りで、人々を魅了する花木です。
高い木に咲くマグノリアは、風に乗ってふわりと香りが漂ってくるのがまた魅力的。日本だけでなく、世界中で愛されている花です。
フロリハナの マグノリア(ホワイトチャンパカ Magnolia ) 精油
エキゾチックでスパイシーなフローラルの香り。
ホワイトチャンパカ Magnolia :中国や東南アジアの熱帯および亜熱帯地域で、観賞用として広く栽培されているモクレンの仲間です。香りの強い白い花を咲かせます。
フロリハナのエッセンシャルオイルは、世界各地の厳選された植物から、1滴1滴丁寧に抽出した、100%天然ピュアなオーガニックオイルです。1993年の創業以来、ヨーロッパ(AB)、日本(JAS)、アメリカ(USDA)など、世界各国の厳しいオーガニック認証を取得。自然の恵みを最大限に引き出した、高品質なエッセンシャルオイルです。
- 100%天然ピュア: 合成香料や化学物質は一切使用せず、植物本来の香り
- オーガニック認証: 厳しい基準をクリアしたオーガニック栽培の植物を使用。環境にも人にも優しいオイル
- 品質へのこだわり: ロットごとに芳香成分を分析し、その結果を公開。透明性の高い品質管理体制です。
スミレ
- 学名:viola mandshurica
- 科・属名:スミレ科・スミレ属
- 花言葉:「謙虚」「小さな幸せ」「純潔」「希望」「つつましい喜び」
スミレの花は、淡紫色や白色、ピンク色や黄色など色とりどりの小さく可憐な花が魅力です。
「春の野にすみれ摘みにと来しわれそ 野をなつかしみ一夜寝にける」山部赤人
など、古くから短歌や俳句として読まれています。
その歴史は古く、中国の東北部や朝鮮半島では、古くから漢方薬として利用されてきました。乾燥させたスミレを煎じて飲んだり、生の葉を薬として用いたりするなど、人々の健康を支えてきたのです。
パンジーやビオラは、もともとヨーロッパに自生していた野生のスミレを改良して作られたもので、どちらもスミレ科スミレ属に属します。パンジーは(スミレとしては)大きな花と豊富な花色が特徴で、ビオラは小ぶりの花が一株にたくさん咲くのが特徴です。
また、日本の野山や道端に自生するスミレの原種は、見た目は小ぶりですが、丈夫でたくましく育ちます。パンジーやビオラが一年草なのに対し、スミレは多年草なので、年を越えて何度も花を咲かせる強い生命力を持っているのも魅力です。
ところで、「パンジー」という名前はフランス語の「パンセ(思想)」に由来し、咲いた花がまるで物思いにふけっているように見えることから付けられたといわれています。そんなパンジーの花言葉には、「物思い」や「思慮深さ」「思い出」「私のことを思ってください」などがあり、ビオラの花言葉には、「誠実」「信頼」「純愛」「少女の恋」といった意味合いが込められています。
フラワーエッセンスは、花のエネルギーを水に転写して作られる植物療法の一つ。一般的に「太陽法」と「煮沸法」という2つの製法があります。太陽法では、柔らかい花を水に浮かべ、太陽光を使ってエネルギーを水に転写します。煮沸法は、花や葉を水で煮沸してエネルギーを転写します。
フラワーエッセンスはアロマオイルやハーブとは異なり、香りはなく、心の調整や感情のバランスを整えるために使用されます。これにより、不安、悲しみ、恐れなどの感情からくる心身の不調を癒してくれるとされています。
FES ヴァイオレット フラワーエッセンス
スズラン
ドイツスズラン
- 学名:Convallaria majalis
- 科・属名:キジカクシ科・スズラン属
- 花言葉:「再び幸せが訪れる」「純粋」
スズランは、キジカクシ科の多年草で、春から初夏にかけて小さくて可憐な白い花を咲かせます。花には甘くて繊細な香りがあり、清らかさや幸せを象徴する花として人気があります。
スズランには、ドイツスズランや日本原産のスズラン、ピンクスズランや斑入りのスズランなど、色々な種類があり、それぞれに特徴的な花の色や形、香りがあります。
そんなスズランですが、全草に毒を含んでいるので、注意が必要です。特に球根は有毒で、誤って食べないように気をつけてください。スズランを育てる場合は、小さな子供やペットが触れないようにしましょう。
スイートピー
学名: Lathyrus odoratus
科・属名:マメ科 レンリソウ属
花言葉:「門出」「別離」「小さな幸せ」
スイートピ―は、マメ科 レンリソウ属の植物で、春から夏にかけて色とりどりの花を咲かせます。スイートピ―の花は、小さな蝶が羽を広げたような形をしており、夕方から夜にかけて一層強くなる甘い香りが特徴です。カラーバリエーションは、ピンク、白、紫、青などの自然な色のものから、黄色やレインボーなどの染色されたものまで、様々です。
フィトセラピー(植物療法)に使われるフラワーエッセンスやフラワーレメディは、植物の花や木のエネルギーを水に転写したもので、心や感情のバランスを整えるために使われます。
スイートピーのフラワーエッセンスは、香りはありませんが心に癒しを与えてくれます。
FESはオーガニック認証を取得しているブランドです。
ヒヤシンス
- 学名:Hyacinthus orientalis
- 科名・属名:キジカクシ科(ユリ科とされることも)ヒヤシンス属
- 花言葉:「門出」「別離」「小さな幸せ」
ヒヤシンスは球根植物で、鮮やかな色彩と甘く上品な香りが楽しめる春の花。青紫の原種から、白、黄色、ピンク、赤など、さまざまなカラーバリエーションがあり、香りも花色ごとに微妙に違うといわれています。ヒヤシンスの香りにはリラックスや気分を明るくしてくれる効果があるとも言われ、寒い季節を越えて咲く姿は、春の訪れを告げる花としても人気です。
また、ヒヤシンスにはギリシア神話にまつわる切ない伝説も残されています。美少年ヒュアキントスが、太陽神アポロンと風神ゼフュロスの両方から愛される中、ゼフュロスの嫉妬が原因で、アポロンの投げた円盤が彼に当たり命を落としてしまいます。その後、ヒュアキントスの流した血から美しい深紅色のヒヤシンスが咲いたと伝えられており、花の美しさにはそんな悲しい物語も秘められています。
悲しみを浄化して、心に光を与えてくれるフラワーエッセンスです。
肌をやわらかくする効果に優れ、ホホバオイルなどで希釈してケアすることで肌荒れの改善が期待できます。疲れを回復し、良質な眠りへと導いてくれます。ヒヤシンス・アブソリュート・野生種/30ml
アネモネ
- 学名:Anemone coronaria
- 科・属名:キンポウゲ科・アネモネ属
- 花言葉:「あなたを愛します」「はかない恋」
アネモネは、春の訪れとともに鮮やかな色彩を見せてくれる美しい花です。中心部には暗い色の花芯と、その周りを囲む明るい花びらのコントラストが絶妙で、一重咲きから八重咲きまでさまざまな品種が楽しめます。白やピンク、紫、赤、グリーンなど多彩な色も魅力のひとつ。太陽の光に敏感で、光の強さに応じて花を開閉する様子も、アネモネならではの特徴です。
アネモネには「あなたを愛します」「はかない恋」といった花言葉があり、切なさも秘めています。ギリシア神話では、風の娘アネモネが風神ゼフュロスと恋に落ちますが、彼の妻であるフローラに嫉妬され、花の姿に変えられてしまうという悲しい伝説もあります。学名Anemoneの語源はギリシャ語で風を意味するといわれています。
その透明感のある花びらとミステリアスな雰囲気が、どこかはかなげで神秘的なアネモネ。春の庭や花束に彩りを添える存在として、毎年多くの人に愛されています。
まとめ
春は、様々な花が咲き誇り、私たちの五感を刺激してくれる、一年で最も美しい季節の一つです。
春の花々は、自然の力とともに私たちに安らぎと喜びを届けてくれる素晴らしい存在であり、心を惹きつけ、古くから多くの伝説や物語にも登場してきました。春の風に乗って漂う花の香りや、色とりどりの美しい花々を楽しむことで、自然に癒されるひとときを持ちたいものです。春の訪れを告げる花たちが、今年も私たちに豊かな彩りと癒しをもたらしてくれますように。