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【冬の養生】ハーブティーで温活!東洋医学とハーブの融合

冬の養生 【lifestyle】

寒さが厳しい冬にはカラダも心も暖めて健康を守りたいですよね。古代中国の医学書には、冬の3か月間を「閉蔵」といい、冬の過ごし方として、エネルギーを蓄えつつ、冷えから体を守ることがすすめられています。今回は、冬の養生法として、体を温め、心身を健やかに保つための具体的な方法をご紹介します。

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冬の養生とは?

「養生」とは、東洋医学の考え方で、生命を養い、健康を保つための生活習慣や心の持ち方のこと。単に病気にならないようにするだけでなく、心身全体のバランスを整え、より良い状態へと導くためのセルフケアです。

補腎温陽に適した食材や漢方薬

  • 食材 黒豆、黒ごま、栗、羊肉など、温性の食材がおすすめです。
  • 漢方薬 八味地黄丸、桂枝茯苓丸などが代表的な漢方薬です。

補腎温陽とは?

「補腎温陽」は、東洋医学の用語で、腎の働きを補い、体を温めることを意味します。

人間は自然の一部であり、自然と調和することで健康を維持できると考えられています。食食事、運動、睡眠、心の状態など、すべてが関係しています。その中でも食事は大切です。冬には、腎を補い体を温める黒色の食材をとるのが良いといわれています。黒豆や黒ゴマ、黒きくらげなどを積極的に取り入れたいですね。さらに、体を温める効果がある羊肉、鶏肉、クルミ、ショウガ、シナモンも冷え対策にぴったりです。鍋料理やスープなどで温かくして食べると体が芯から温まります。

  • 腎(じん)生命力の源、または生命活動の根源を司る重要な臓器と捉えられています。
  • 腎の機能を強化し、不足している気を補うこと。
  • 体を温め、冷えを改善すること

補腎温陽とは、腎臓の働きが弱くなることで起こる様々な症状を和らげるために役立つ方法です。たとえば、腰の痛みや冷え性、疲れやすさ、性機能の低下などがあるときに使われます。この方法では、腎臓の力を補い、体を温めることを目的としています。

なぜ腎を温める必要があるの?

腎は、東洋医学では「先天の気」を蓄える場所とされています。先天の気とは、生まれながらに持っている生命力のこと。この先天の気が不足すると、体が冷えやすくなり、様々な不調が現れると考えられています。特に冬は、自然界の気が内側に収まり、腎の働きが特に重要となる季節。そのため、冬は腎を温めることが大切とされています。

腎を温める効果

腰痛の改善 冷え性の改善 疲労回復 免疫力向上 性機能の改善に効果が期待できます。

補腎温陽を日常に取り入れる方法としては、

  1. 温かい食事や飲み物を摂る 体を温める食品やハーブティーなどを積極的に摂りましょう。
  2. 温かいお風呂に入る 体を温めることで血流を良くし、腎臓をサポートします。
  3. 適度な運動をする 軽い運動を取り入れて体を動かすことで、血行を促進し腎臓の働きを助けます。
  4. リラックスする時間を作る ストレスを軽減するために、リラックスできる時間を大切にしましょう。

これらの方法を日常生活に取り入れて、体調を整えることができます。無理なく続けられるものから始めてみてくださいね。

温かい食事や飲み物を摂る

東洋医学では、冬の寒さから体を守り、気力を高めるために、古くから様々な植物が用いられてきました。ハーブティーもその一つで、体を温め、免疫力を高める効果が期待できます。特に、ショウガや陳皮などは、東洋医学的な温補作用があり、風邪予防に効果的とされています。

  • シナモンとジンジャーのハーブティー ジンジャーとシナモンはともに血行を促進する作用があります。体をポカポカと温めてくれるハーブティ。
  • エナキセアとローズヒップのハーブティ エナキセアとローズヒップのブレンドティーは、免疫力アップとビタミンCの補給になります。エキナセアは、肌を丈夫にしてくれる化粧品にも配合されているハーブで、自然の力で抵抗力を高めるといわれています。またローズヒップに含まれるビタミンCは、風邪予防に欠かせない栄養素です。
  • タイムとマイレンのハーブティー マイレン(学名Verbascum thapsus)は、北米の先住民がぜんそくや痙攣性の咳の治療に使用していたという歴史のあるハーブ。日本ではあまり知られていないですが、ドイツの小児科では、呼吸器の疾患にこの花や葉を使ったハーブティーが用いられているそうです。同じく咳に効果のあるタイムとブレンドして頻繁に飲むのが効果的といわれています。
出典:www.drinkherbaltea.com
  • エルダーフラワーとペパーミントのハーブティ インフルエンザの特効薬とも言われるエルダーフラワーは、体を温め、くしゃみ、鼻水、鼻づまりによいとされていますペパーミントは、メントールの爽やかな香りが特徴で、鼻の通りをよくし、呼吸を楽にしてくれます。また、気管支の働きをスムーズにし、咳を鎮めるのにも役立ちます。この2つのハーブをブレンドしたハーブティーは、風邪の症状を和らげ、回復を早める効果が期待できます。
  • ヴァンルージュ(赤ぶどうの葉)血管を広げて守り、骨盤内のうっ血を除去してくれる働きがあるので、むくみや冷え性、特に下半身の冷えに悩む方におすすめです。また、赤ワインより約300倍多くポリフェノールを含むので、抗酸化作用が高く美容にも効果的!

温かいお風呂に入る

アロマセラピーでは、血行促進や体を温める効果があるオレンジ、ジンジャー、シナモンなどの精油が冬に最適です。お風呂に数滴垂らしてリラックスしたり、室内でディフューザーを使うと心もリフレッシュします。よもぎや柑橘類を入れた入浴は血流を良くし、冷えた体をやさしく温めてくれます。

ハーバルバスは、部分浴(足浴や手浴など)の場合は、ハーブをそのまま入れても良いですが、全身浴の場合はガーゼなどに包んでから浴槽のお湯に浸すか、お鍋で浸剤を作りハーブを濾して入れるのがおすすめです。

お湯が熱すぎると、心臓に負担がかかるうえに、皮膚の水分も奪われてしまいます。お湯はやや低め(38~40℃)で、ゆっくりと入浴してくださいね。

冬の暮らしを楽しむ

Vogue Japan

寒さが苦手な方も多いかもしれませんが、冬ならではの味覚やファッションもこの季節の魅力です。体を冷やさない工夫をしつつ、心も温かく保つことが健康維持の秘訣。体と心をしっかりケアして、寒さを楽しみながら冬を健康的に過ごしましょう。

自然との触れ合いの中で、ゆっくりとした時間を過ごすことが効果的です。

  • 瞑想 集中力を高め、心を落ち着かせ、ストレスを軽減する効果
  • 呼吸法 深呼吸や腹式呼吸など、ゆっくりと深呼吸をすることで、自律神経を整える
  • ヨガ 体を動かしながら呼吸法を取り入れることで得られる、心身のリラックス効果
  • 太極拳 ゆっくりとした動作で全身を動かすことで、心身をリラックスさせ、柔軟性を高められる

まとめ

東洋医学の知恵を取り入れた養生法は、単に体を温めるだけでなく、心身全体のバランスを整え、健やかな毎日を送るためのサポートとなります。温かい食事やハーブティー、そして心身のケアなど、様々な方法で体の内側から温め、この冬を健やかにお過ごしください。

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