【ヘリクリサムイモーテル】永遠の若さを象徴する花 -

ヘリクリサム（イモーテル）は、キク科ムギワラギク属に属する多年草です。その名前は、ギリシャ語で「太陽」を意味する「Helios」と「黄金」を意味する「chrysos」を組み合わせたものです。美しい黄金色の花を咲かせることから、「黄金の輝き」という花言葉が付けられています。

この植物は主にコルシカ島に生息し、「カレープラント」とも呼ばれるように、花からカレーに似た香りが漂います。草丈は30～60cmに成長し、シルバーリーフの葉の間から茎を伸ばし、たくさんの黄色い小花を咲かせます。

ヘリクリサムの特徴のひとつは、乾燥させても花の色や形が変わりにくい点であり、そのため『永遠の若さを象徴する花』とも称されています。その美しさと独特の香りで、多くの人々に愛され続けています。

ヘリクリサム（イモーテル）とは
ヘリクリサム（イモーテル）の効果効能
ヘリクリスムイタリクム花油を配合したオーガニックコスメ
まとめ

ヘリクリサム（イモーテル）とは

ヘリクリサム（イモーテル）

英名　Helichrysum、Immortelle、Italian everlasting
別名　エバーラスティング・ストローフラワー・ムギワラギク・永久花(エイキュウカ)
学名　Helichrysum italicum、Helichrysum angustifolium
科・属名　キク科・ムギワラギク属
誕生花　2月28日・7月25日・9月23日
花言葉　「黄金の輝き」「永遠の思い出」「不滅の花」「記憶」
化粧品成分表示名　ヘリクリスムイタリクム花油

エステル類の酢酸ネリルやテルペン系炭化水素類のα-ピネンを多く含むため、独特の甘くてウッディな香りが特徴です。

ヘリクリサムは乾燥した土地でも育つことから、「不死」を意味する「イモーテル」や、その鮮やかな黄色の花は、ドライフラワーにしても色や形が変わらないため「エバーラスティング」とも呼ばれます。

ヘリクリサム（イモーテル）の効果効能

心への働き

ヘリクリサムは、閉ざされた心を解き放ち、自己肯定感を高めるのを助けます。また、過剰なストレスや強い不安感、緊張を鎮める効果もあります。

体への働き

ヘリクリサムは血液や気の流れをスムーズにする作用があり、血腫や血栓性静脈炎の予防や治療に利用されています。さらに、抗炎症・抗ウイルス・去痰作用もあり、熱を伴う風邪の症状、咳、痰の症状を和らげる効果が期待できます。

肌への働き

ヘリクリサムは細胞再生作用に優れており、皮膚の傷を癒したり、細胞の成長を促進する作用があります。アンチエイジングケアにも適しており、抗炎症効果はジャーマンカモミールより高く、組織再生力はラベンダーより強いとされています。また、傷を改善する力はフランキンセンスよりも優れていると言われています。

注意事項

ヘリクリサム精油を使用する際には、酢酸ネリルを多く含むため、次のような方は使用を控えてください。

妊娠中の方・授乳中の方・乳幼児・てんかんの方・キク科アレルギーのある方

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